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天下御免  作者: 深町珠
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「探ってもらえぬか」金は、右京に笑顔で冗談を言う。


「素浪人では雇ってもらえぬ」右京は、言外に。



「左様か。では、拙者が参るとするか」金が、町人の格好で来たので

もともと、そのつもりだったのだろう。



「では、拙者も参るとしよう。外から伺うとして」右京も止む無く。

川向こうならこちらから伺える、と

腰を下ろしたまま。



「不精だのぉ」と、金は笑いながら、町人のように

ひょいひょい、と橋を渡って、その、口入屋に向かった。




裏口から回り、金は「仕事ござんせんか」と、哀願する芝居をして行ったが


強欲そうな女将に「ないね」と断られる。




潜入が当てを外されて、金はさっきの河原沿いに出てくる。


右京の姿を見つけ、左手を振った。



右京も笑う。「それなら、忍び使いでも呼ぶか」




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