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天下御免  作者: 深町珠
12/21

正邪

この役人だけでなく、汚職は

この頃の役人の常であったから


白河の清きに魚も棲みかねて

元の濁りの田沼恋しき


などと川柳にもあったように


その方が上手く事が進む場合も多かった。




今も昔も変わらないものだ。




しかし、侍の時代であるから

義憤に駆られてそうした悪人を葬る事も

しばし。



神隠し、などと言われているが

真実は、こんな状況である。





その真実を暴いたところで、一体

世の中が良くなるか、と言うと

そうでもない。





正しく、侍の世の中であれば

正義の刃は正しい事が多い。



なぜかと言えば、刀を抜くなら

自らの死をも意識しなくてはならないからだ。




正義とは、かくも凛々しきものだし

覚悟が必要なのだ。




つまり、近代で

正義が曖昧なのは

武力が封じられているからである。



人に何かを言えば、殺されるかもしれない。

そのくらいの覚悟がないと

言葉を発してはならないのだ。


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