悪夢の始まり
2×××年。
美里はいつものようにパソコンでハッキングをしていた。
このハッキングが史上最悪な日々の始まりになるとは知らずに・・・。
[警察署]
刑事1:先輩!今日もまたハッキングでサイトが削除されました。
先輩:そうか。
刑事2:あの!確かに削除されたサイトは違法なサイトばかりですけど、ハッキングも違法だと思うのです が?
先輩:ああ。その通りだな。 しかし、上の判断でサイトを削除する為のハッキングは目を瞑るとされた。
刑事1:それではハッキングを見て見ぬふりしろと言うんですか?
先輩:いや、もしもサイトを削除する以外でハッキングをした場合、即刻捕まえるように言われている。
刑事2:分かりました。 目を光らせておきます!
[美里の家]
美里:またこのサイト~!! この前削除したばっかりなのに、懲りないな~
瞳:また独り言?(笑)
美里:えっ!瞳!?
瞳:よっ! あ、お邪魔してます(笑)
美里:なんでいるの? どっから入った?
瞳:裏口から。 普通でしょ?
美里:普通じゃないよ! しかも裏口からって。空き巣じゃん!!
瞳:いいじゃん、いいじゃん。
美里:あのね、私の家に勝手に入ってくるのはしょうがないけど、他の人の家には勝手に入っちゃダメだよ ? 犯罪だからね?
瞳:それは、美里が言っちゃダメでしょ! 警察に目、つけられてるし(笑)
美里:言い方悪いな~(笑) 瞳だって警察に目、つけられてるじゃん!
瞳:私は、協力してあげてるだけ♪
美里:へぇ~。 で・・・。 なんでここに来たの?
瞳:そうだ! 聞いてよ! ここの近くで立てこもり事件があって、裏口の鍵を開けてくれ!って頼まれた からさ~。 でも、急かすんだよ!! 警察は踏み込むことだけを考えてるから後ろから早くしろ!だ って!! ひどいと思わない?
美里:お疲れ様! じゃあ、休んでいきなよ!
瞳:うん!ありがとー
美里:言う前から休んでたじゃん(笑) あ~!! このサイト、昨日消したばっかなのに~(怒)
瞳:そういうのは、消してもまた誰かが立ち上げるからね(苦笑)
美里:いい加減にしてくんないかな~(怒)
瞳:そんな怒るとしわが出来ちゃうよ~(笑) ほらっ!今も出来てるよ~ こわ~!!
美里:ちょっと!! そういうこと言ってると、追い出すよ~!!
瞳:うわ~ 怒った!!
美里:待ちなさ~い!!
この時、密かに美里のパソコンが何者かにハッキングされていた。
しかし、そのことに美里は一切気づいていなかった・・・。