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高校生の恋愛  作者: 伏見ソラ
エピソード1
7/24

6月 なぜ俺だけ…(シュウside)

今回はよくモテるシュウさんのお話~ヽ(・∀・)ノ

僕は放課後という貴重な時間に体育館裏にいた。……なぜこんなところにいるのかというと今朝登校したところまで遡る。



僕はいつも通りの道を通り、いつも通りの時間に、いつも通り一人で学校付近までとぼとぼ歩いていた。とそこにアイが合流した。そう、これが僕のいつも通りの登校だ。だがなにか今日は胸騒ぎがする……嫌な予感しかしないがまぁ大丈夫だろう。下駄箱にいき蓋を開けたとたんそれは起きた。見覚えのない手紙が入っているのだ。まさか高校に入って少ししかたってないのにもう来たのか。はぁと思い隠そうと思ったのだが遅かった。

「あー!!またシュウがラブレターもらってる~。」とアイは面白がって大声で言う。

やめてほしいものだ。中学のときももらっていたが勘弁してほしい。もらう度にろくなことになった覚えがない。

「やめろアイ。というかなんで俺なんだ~!!ノーン!どうすればいいんだー!!」と僕が悶絶をしているとそこにユウトとソラがやって来た。げ…まずいぞ非常にまずい…そこにアイが

「おーい、ユウトーソラー。またシュウがラブレターもらってるよー!!」と言った。

言いやがったよこいつ!!核弾頭目の前でぶちまけたよ!あー俺の人生オワタヽ(・∀・)ノやばいやばいやばい…と必死に考えていると

「中学のときから変わってなくない?」

「中学のときから変わってねぇじゃん?」

とソラとユウトが同時に言う。

それを聞き僕は、くそ!こいつらなんだよ。なんでこういうときだけシンクロしてるんだよ。なんだ?もう私たちはわかりあっている的な感じなのか?と…頭のなかで残念な論争をしていた。

「あーもうやめろよ、お前ら。特にアイ!すぐに核弾頭落とすな。マジ勘弁してくれよ。」と僕は言う。

ニヤニヤとしながから「はいはい。」と言った。どうやら勘弁してくれないらしい…ならばこちらにも手はあるぞ!!この手は使いたくなかったのだが仕方ない。いくぜ!プライドブレイク作戦!!説明しよう。この作戦はみんなの目の前で恥ずかしいことをさらりという作戦だ。だが代償はでかい。僕のプライドに傷が…(。´Д⊂)

「僕の眼中には君しかいないよ?」と精一杯優しい声で言ってみた。

すると…みるみるうちにアイの顔が赤くなり

「こんなとこでなにいってんのよ!!」とぶち殴られてしまった。これでいいんだ。ミッションコンプリート!という文字が頭のなかに浮かび上がった。

とまあこんなことをしているとHRが始まり、授業があっという間に流れていった。……だがなぜだ?授業が耳に入らない。あ、そういえばラブレター見てないや。見るか。えーっとなになに……

今日の放課後体育館裏で待ってます。ほーめっちゃベタなやつきたー!!まじきたー。とテンションがあがりかけていると僕が厨二病になりかけていることを知っているモブキャラ(クラスの友達)が現れた。だがこいつたちはそう…あれだ非リアなのだ。やばいやばすぎるぞ。今ここでラブレターがバレたらろくなことにならんぞ。ここは黙って…

「シュウー。朝のラブレターどうしたの?」とアイが言ってきた。ギャー!!やめてくれ。このモブたちは知らないんだぞ!!僕がモテるということを。今このタイミングでやめろー!!やばい…僕の人生オワタ(・∀・)あぁ、お母さま…今まで育ててくれてありがとうございました。できれば転生したいですと厨二病的な最期の台詞を考えているとモブたちが「貴様は非リア充同盟の規律に反した…よって処刑だー。」とボコボコにしてやると言っているような台詞をはき殴りかかってきた。

これは逃亡しかない!!とにかく逃げた。

とこんなことをしていると午後の授業が始まり…終わった。まあ仕方ないよねトホホ

まあ仕方ない授業も帰りのHRも終わったし体育館裏にいくか…



という感じで現在にいたる。はぁ…なぜ俺だけこんな仕打ちに合うんだ…(。´Д⊂)まあ八割がたアイがまいた種だ。と回想をし終わった頃に少女はやってきた。隣のクラスの子だ。この子か…なんか清楚な文学系女子みたいな子だな。印象は。

「私と付き合ってください」と言ってきた。

もちろん答えは、

「ごめん、それは無理だよ。僕好きな人いるから。」だ。

幾度となくこの言い訳を使ってきたが最近はこれが嘘ではなくなった。まぁちゃんといるからね。いますからね。

とあーだこーだ考えていると

「やっぱりシュウ君はアイさんのことが好きなの?」と聞いてきた。

What?今なんと?なぜそうなるの?なんでそうストレート?なぜわかる?と?がいくつも出てきたがほっとこう。

「あいつはただの友達だよ。そんなわけがないよ」といつも通り答えた。

とまあありきたりなやりとりをして少女はトボトボと帰っていった。

あー助かった。……なんか視線を感じるぞ。

「おい、盗み聞きとはいい趣味だな、お前ら…」と大声で言うと

ユウト、ソラ、アイがニコニコしながら出てきた。こいつら…と思っていると一斉にバレた?と聞いてきたので呆れた。あんだけおちょくるのだからわかるわいくら僕でも。

やってくれた礼だ!!どうせアイが発案したんだ。くらえ!プライドブレイク作戦パート②

「僕の好きな人教えてあげるよ。…アイのことだよ?バーカ」とアイの耳元で囁いてみた。

とまたアイは顔が真っ赤になり

「だからあんたはなにいってんのよ!!恥ずかしいでしょ!!冗談でもそんなこと言うな!」とぶっ叩かれてしまった。まあ初々しい反応が見れたからそれでよしとするか。この痛みも軽いものだ。

これからみんなと帰ることにするかなと思い、

「我が同士たちよ、一緒にサンクチュアリに帰ろう…じゃなかった家に帰ろうよ。」と僕は言った。どうやら厨二病に完全にかかったっぽいな。それを聞いたみんなは大笑いしながらいいよと言ってくれたので一緒に帰った。

やっと長い一日が終わる。

次はアイの話でいきます

ひっついた二人組は一旦放置します。

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