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詩集 大好きだったひと

月夜の青い星座

作者: 小日向冬子

凍える夜のライナスの毛布

あのこの夢を見て

シャボン玉のように

漂っているよ


幸せかい

行き場のない苦い問い

かみしめるように

そっとつぶやく


思い出は

ひらひらの白い襟

カシュクールのカーディガン

小さな車の中で

悲しそうに微笑んで

ひっそり涙を流してた


凍てついた夜空に

二人の白い息がぼんやりと重なる


さようなら

好きだった

ちょっと勝気に潤んだ丸い瞳


息を止めて突き放したら

半分ちぎれた

僕の心臓


ほらごらん


やっぱりほんとは

離れちゃいけなかったんだろ?

そうだろ?

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