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風の手をとって
「ねえ、外に行こうよ」
外では風速十数メートルという暴風が吹いている、にもかかわらず彼女は言った。まるで散歩に行こうよと言うのと同じ調子だった。
外には僕達以外に誰もいなかった。
すごい風だった。立っていることもままならない。何か飛んでこないか、電線が切れてこないか怖かった。
そんな中、彼女は軽やかなステップで、くるくると回り、踊っていた。
風に向かって手を差し伸ばして。
羨ましそうな眼差しを僕は風に向けた。
同じように今日は風が強かった……
「ねえ、外に行こうよ」
外では風速十数メートルという暴風が吹いている、にもかかわらず彼女は言った。まるで散歩に行こうよと言うのと同じ調子だった。
外には僕達以外に誰もいなかった。
すごい風だった。立っていることもままならない。何か飛んでこないか、電線が切れてこないか怖かった。
そんな中、彼女は軽やかなステップで、くるくると回り、踊っていた。
風に向かって手を差し伸ばして。
羨ましそうな眼差しを僕は風に向けた。
同じように今日は風が強かった……