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年に一度の

「年に一回の○○の日なんていうけど、毎日が年に一回だよな」

「ああ、別に今日が特別な日ってわけじゃない。言うなれば毎日が特別だよ」

「まったく皆浮かれて、その裏で社会を動かすため汗を流している人もいるっていうのに」

「今浮かれている奴らに限っていざ社会に出たときその荒波に耐えられないのさ」

 深夜のコンビニの二人の若いバイト。

 彼らはそうやって年に一回のその夜を耐えしのいだ。

 しかし、店内に響くは二つのため息。


フィクション……ですよ

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