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雲への憧れ
初めての200文字小説への挑戦です
昔はずっと信じていた。
まだ背丈が父親の半分ぐらいのとき、空を見上げて僕は思った。
悠々と流れる雲の上に、常に形を変える雲の上に、いつか乗ってやるんだと。
あのふわふわの雲の上はいったいどんな感じなんだろうかと、想像しては胸を高鳴らせていた。
だけど。
学校で雲がただの水だとは到底信じられなかった。
雲は雲でそれ以外の何物でもない。雲は雲と言う物質。ずっとそう思っていた。
雲は水。
その事実が初めての絶望だった。
読んでいただきありがとうございます^^




