表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/6

ぷろろーぐ

「ああああーーー赤点ついちゃったぁーーーー」


「平気だって、先生きっと救済策とってくれるから。」


「母上に殺されるぅーーーー」


「それは知らない。」







夏。

それは学生が大好きな季節である。

そして大好きな夏休みの前には、素敵な素敵なプレゼントが学校から渡される。



通知表である。


そしてそれがクラス全員に行きわたったころ、そこにはまさに「阿鼻叫喚」といった光景が広がっていた。


首都圏トップクラスの公立女子高校である我が校であるが、基本的に放任主義のため、各々勝手に勉強し、勝手にテストを受ける。

その結果、必ずノー勉でテストに臨む輩がかなり出る。

ちなみに我が校のテストは大学受験並みに難しいというので評判だ。


つまり、ノー勉で臨んだ方々は、まず間違いなく玉砕なさる。

それが毎年学年の四分の一現れる、というのは学校側にも問題があるとは思うのだが。




「うわあ、なつきの成績やば!!!」


隣で死体のようになっていた我が友人が私の成績表を奪い取った。

見事な盗みっぷり。

君にそんな特技があるなんて全く知らなかったぞ。



「っていうか返そうよ。」

「ねえ、みっちゃん、見て見てこの成績表!!」

「無視かい!!」

「なつきうるさい。っていうか授業ほとんど寝てて、しかもあのテストでオール5とっちゃうとかあり得ない!!つか普通にうざい。」

「全部5なわけじゃないよ。体育は4だ。」

「うわ、まじうざ。だから天才さまはおれっちきれぇだ!!」

「誰だよ。

つか私の成績表破ろうとするんじゃない!!」


危ない危ない。本当に破られたらあとで担任に話しに行かなきゃなんないじゃないか、めんどくさい。

この子は前に私の数学のテストペーパーを破ったことがあったからな。

前科者には注意せよ。

日本の警察だってそう言ってる。






「そういえば、夏休みいつ遊ぶ??」

「毎日が良いな~」

「なつきは彼氏いないからねー暇なんだよねー」

「はっ!彼氏が何さ!!ここは女子高じゃないか!!乙女パラダイスじゃないか!!男なんか、くそくらえだ!!」

「なつき顔平凡でがさつだから、もてないんだよね(笑」

「良いのよなつきちゃんは、顔がプレーンでどんなにがさつでも、スタイル抜群だし、頭が素晴らしいから。」

「全然フォローになってないんすけど。」

「あらそう??うふふ。」

「そうだ、あたし7/24~二週間フランス旅行だから☆」

「えーずるいー」

「お土産必ずね!!」

「良いけど、お菓子だからね。」

「じゃあ、マカロン買ってきて!!」

「私、キャラメリゼが良いわ♪」

「高いから駄目~」

「うわ、けっちー!!!!」

「そんなに狭い心ではだめよ。」

「いやいや、今月ポ○モン買っちゃったからちょっとお財布がみじめで・・・・」

「え、そんなこと聞いてないぞ!!今度やらせろ!!」

「やはり、喜びは皆で分け合わなければ。」

「いやいや、それは私有財産の侵害だー!!」

「君のモノは私のモノ、私のものは私のモノ。」

「嘘だーーーーー!!」

「あ、ちょっと暴れないで、私のアク○リアスがこぼれるーー!!」


















私たちはただ馬鹿みたいにじゃれあっていた。


そして私は知らなかった。


自分がこの素晴らしい世界から放り出されてしまうことを。


みんなの中で笑っていられるのが、「私」じゃなくなるってことを。


誰が考えるだろう??





まさかあんなことが起きるなんて・・・・・

なんか二つ目始めちゃいました。。。

カメさん更新ですが、暇つぶしにでも読んでくださいな♪

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ