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異世界廃村復興記  作者: 野薔薇 零雅
第4章 復興再起

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村内会議

 地区代表の面談が行った翌朝。


 僕は変わらず朝の水やりをする。


 今日の予定は、村長である僕を含む地区代表たちによる村内会議の日だ。

 会議の内容は、昨日の面談で得た意見をもとに村のルール作りと新しい施設や新しく入ってきた住人の家について話し合うことになっている。

 ただ、フィアンナの一件で少々気まずくうまく話を進めるか不安だが、今は気にせずに会議が上手く行けることを願うしかない。

 と、今日のことを考えているうちに水やりはニグリたちの手伝いもあってすぐに終わった。


 普通ならすぐに家に戻るが、今日はニグリたちと一緒に果樹園で新しい作物を植えるため、このまま作業へと移る。


 僕とニグリたちは果樹園に着くと、僕の農業スキルで今回新しく植える作物の苗を取り出した。


「これで良しっと」

「村長さん。これなんていう苗だすか?」

「これはイチジクとパイナップルとナツメにビワとアボカドとバナナとパパイヤだ」

「いやー、これまた変な名前だっぺな~。これ美味しいっぺか?」

「うん。すごく美味しい果物になるから楽しみにしていてよ」

「おら、わくわくするだ〜」


 こうしてニグリたちと一緒に苗を植え終わった。


 解散した後、僕はすぐに家に戻り会議の準備をした。

 会議は家のエントランスで机は置かずに椅子を円のように囲むかたちで行う。

 椅子を置くだけなので準備が終わり、僕は地区代表を呼んだ。


 数分後には、地区・種族の代表が集まりすぐにも開始ができる状態になった。

 参加する代表者は以下の通りだ。


 アズマ地区・・・八 蒼我

 ブランチ地区・・・ダウストン

 コロポックル族・・・ウィシム

 ボクードタ族・・・レコラ

 オレリア族・・・ガウラ

 エルフ族・・・レフィーン

 ダークエルフ族・・・ルーベ

 ドワーフ族・・・ナイデュルン

 セイレーン族・・・エイラ

 人魚族・・・ニテウネ・メイレス 

 コボルト族・・・ガフフ

 獣人族・・・シャサ

 オーガ族・・・ギャリガン

 オーク族・・・ニグリ


 後、ニテウネの夫であるサウバーさんにエリール、そしてラーブさんにも同席してもらっている。


 これで役者は揃った。

 皆が席についたところで僕は会議開始の挨拶を言った。


「皆さん、お忙しい中お集まり頂きありがとうございます。今から村のルールや今後の活動について話し合う村内会議を開催します」


 僕の挨拶した後、参加者たちが拍手をし、会議が開始した。

 まずは昨日の面談で出た意見をもとに話し合いが行われた。


 今回の議題は以下の通りになる。


 一つ目は、人魚族とセイレーン族のことについて。

 二つ目は、今回リブリール王国の人たちが加わったことで小人のコロポックル族を含む総勢六百七名になり、村人全員に安定した食料の供給が出来るか。

 三つ目は、コロポックル族の移動手段の方法。

 四つ目は、来客の出迎え体制について。

 五つ目は、村に新しい家と施設を建てるか。


 まずは一つ目の人魚族とセイレーン族についての話からだ。

 今、彼女らが仮暮らししているところは、生活用水として使っている池で、人魚族やセイレーン族は水中で排泄を行うため衛生上の問題を解決する必要があり、人魚族とセイレーン族が住む池の場所をどこにするかだ。

 池を作る場所が上すぎても、下すぎても、排泄物を浄化できない。

 色々と話し合った結果、アズマ地区より少し東に人魚族とセイレーン族が暮らせる大きな池を作ることになった。

 すこし不便になるが、安全に暮らせるにはこれしかない。

 エイラとニテウネはこの提案に了承し、もし、何か新しい案があれば改善することで、一つ目の問題は一応解決した。


 二つ目の食糧問題は、畑の拡張と一部の地区の人が使う畑を作ることで二つ目の問題が解決した。


 三つ目となるコロポックル族の移動手段については、僕がある提案をした。

 それは、コロポックル地区に移動用としてコロポックル族が入れるカゴを用意し、ミドル・ゴーレムか、他の住人に持って移動するという方法だ。

 それなら、安全に移動できる。

 この提案を聞いたウィシムは、納得したのでこの案で採用した。


 この会議で一番重要である、四つ目の来客の出迎え体制について。

 僕も村の出迎えについては考えていなかったので、僕なりに考えた結果、村長である僕とエリールだけで来客を出迎える提案をしたのだが、それを聞いた蒼我さんとダウストンが猛反対した。


「村長!!!見ず知らずの人に二人だけで対応するのは危険すぎます」

「そうです。もし、何かしら武器を持っていたらどうするんですか?ここで命を落としたら、それこそおしまいですぞ!」


 二人のいうことはごもっともだ。

 その後、出迎えの体制は見直され、最終的には僕とエリールに加え、ダウストン、ミョルニル、シヴァ、アズマ地区とブランチ地区から数名が出迎えることでみんなは納得した。

 後、旅人がこの村へ向かっているかは森の見回りをしているレフィーンらエルフ族やゴーレムたちがが発見しだい、村へ案内をする担当と、来客が来ることを連絡するため先に戻る担当に分けることで、出迎えの準備をスムーズに行うことが出来るので、この案も採用した。

 また、夜の見張りは、ルーベ達ダークエルフ族が担当ことになった。


 最後の五つ目は、新しい住人の家と施設の建設についてだ。


 昨日の面談で得た意見として、オーク族のニグリたちは専用の畑が欲しいのと、オーガ族で僧侶のギャリガンは、日課になっている祈祷を行う場所として、この村に教会を建ててほしいなど様々だ。

 ニグリたちの家と畑は村の北東に、ギャリガンが自宅兼教会は旧噴水広場に、エルフ族とダークエルフ族は民族地区に、ドワーフや獣人、コボルト族達は村の北側に建てることが決まり、これをもって村内会議を終えることができた。


 会議が終わった時にはすっかり夕方になっていたので、そのまま解散した。


「はぁー、疲れた~」

「お疲れ様。大変だったわね」

「ありがとう。いや~、会議ってこんなに大変だったとは、ちゃんと村長らしくできたのかな?」

「私は村長らしくできたと思うけどな」

「はははっ」


 今回の会議を経て、みんなの意見をまとめる村長の大変さを痛感した。


 組織や国のトップの人は、また違った大変なことがあると思うと、村長ぐらいの大変さがちょうどいいのかもしれない。

 また会議で決まった内容に関しては、実際にやってみないと分からないことや、途中で新たな問題など起きる可能性があるが、その時は、また会議などを行うしかない。


 さてと、最後にご飯を食べ、風呂に入ったらすぐに寝るとしますか。

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