1. 異動
小説家になろうでは初投稿です
これからよろしくお願いします(*^^*)
2001年9月11日、アメリカ同時多発テロ発生
この日から地獄が始まった
この日を境にテロ犯罪が急速に拡大、警察や軍でも対応が厳しくなってきていた
そこで国の管轄から独立した世界規模で対テロに特化した組織が誕生した
国際テロ鎮圧組織…
クレイモア
クレイモアは西側国家では殆どの国に駐屯しており、テロ行為の鎮圧、そしてテロリストに対しての圧力を与えている
この話はとある男の話である
アメリカ ニューヨーク 国際テロ鎮圧組織 クレイモア ニューヨーク支部 射撃場
1人の男がFN社が開発した軽機関銃、EVOLYSを持ち、5枚の的の前で立っていた
それに合わせて射撃場にいた人達はその男に目を向ける
「……っすぅー」
ドンッ カキィン ドンッ カキィン ドンッ カキィン ドンッ カキィン ドンッ カキィィィン チリン、チリン
息を吸い、素早く構え、1寸の乱れも無く的に弾を当て、薬莢が硬いコンクリートの床に落ちる音が響いた
「やっぱうちの隊長はバケモンやよ」
「いくらウルトラライトマシンガンでもライトマシンガンであんな事は普通出来ないよ」
「本っ当に憧れますわ」
周りの人達は称賛の声を挙げる
「やはりいつ見ても凄いですね。グロック・フォルツ少尉」
「いや、俺はまだまだだ。もっと反射神経と制度を高めないとな。このままだと実戦ではただのお荷物だ」
計測係をしている隊員に褒められるがグロックは辛辣に答えるが計測係の隊員も言い返す
「フォルツ少尉はいつも自分を低く言い過ぎです。軍曹のレベルでお荷物なら私達のレベルではお荷物以下、いやゴミレベルです」
自分に厳しすぎるグロックに対して言い返すも
「そうか…だが、まだ俺は半人前だ。お前らなら俺のレベルをすぐ追い抜ける。頑張ることだな」
更に辛辣な返しに怒り口調で
「ですが!そのレベルでも」
「その話はもう終わりだ。俺は戻るぞ」
話をしている間に銃のメンテナンスを終えたグロックは銃をケースにしまい、部屋に戻って行った
「おいおい、落ち着けって。前から知っていただろ、隊長はいつも自分に厳しいって」
周りにいた隊員達は計測係を慰めようとしたが
「ですが…自分が思っている事は訓練に力を入れすぎて生活習慣が狂っていると思うんです。実際朝早くに起きては訓練して寝るのは夜遅くで、寝ている時間が3時間程しか寝ていないんです」
「…確かにな…そう聞くと隊長は狂っている…」
話を聞くと周りの隊員達は納得した様子を浮かべていた
「どうすれば…」
グロックはガンケースを持ちながら部屋に戻っていた
「……ックソ…あの時、ロッカー越しでも銃を撃ててたら…」
唐突に過去を思い出し、悔しがる
家にテロリストが突入し、親が応戦するもロッカーの隙間から親が目の前で血を流しながら倒れ、倒れた後もAKの30発マガジンが空になるまで死体撃ちされる姿を思い出した。あの時ロッカーにあったベレッタM9を撃てていたら…
親の遺体は見るも無残な姿になっていた
今でも鮮明に思い出せる
頭の原型は無く、身体の至る所には弾痕が残り、床や壁には血や内臓が飛び散っている酷い有様だった
今、使っているベレッタM9も親が死ぬ直前まで撃っていた銃…いわゆる親の形見である
あの時、引き金を引けていれば…
「今更思い出しても今は何もできない…強いて言うなら墓参りぐらい…何故引き金が引けなかったんだ…」
そんな中、1人の男が話しかける
「グロック」
「お、ソーコムじゃないか。どうしたいきなり」
グロックと同期で、そして友達のソーコム・カリフォルニアが話し掛けてきた
「…先程頭を抱えていたが…またあの記憶か?」
「…そうだよ…あの日からそろそろ14年経つというのに…てか何か俺に用でもあるのか?」
「そうだ。司令から《すぐに執務室に来てくれ、話したいことがある》だってさ」
「あのオッサンが?分かった」
執務室
コンコンコン ガチャ「失礼します」
「おう。来てくれたか。まぁ座れ」
執務室で待っていたのはいかにも歴戦の猛者の風格を見せつけているこの人がクレイモアニューヨーク支部司令官のアレキサンダー・ブローニングである
「まず、単刀直入で言おう。」
「グロック・フォルツ少尉。来週付けで日本、東京支部へ異動せよ」
どうでしたでしょうか?
これからも頑張りますので
(書くのを)止まるんじゃねぇぞ…