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第6話 ゴブリン・ロード

森を進んでいくと、ゴブリンが現れる。

しかし、少ない頭数だと勝ち目がないと読み取って襲ってこない。


目指すはザコではない。

ゴブリンの巣にいるゴブリン・ロードだ。


ゴブリンの巣に向かっていると分かると、ただのゴブリンではない上位種が襲ってきた。


ゴブリン・ファイター。

身長が普通のゴブリンの120センチより大きい150センチほど。

人間から奪った剣で武装している。


「ギギギィ」


同時に4体のゴブリン・ファイターが襲撃してくる。

しかし、あっと言う間に叩き切る。


元々、A級魔法剣士でもあり、さらに最高の装備をしているのだ。

せいぜいC級の魔物扱いのゴブリン・ファイターの敵ではない。


「もっと強いのを連れてくるんだな」


しばらくは敵は現れない。

ゴブリンの巣の直前になって、初めて現れた。


10体のゴブリン・ファイターと2体のゴブリン・ジェネラル。


そして、その後ろに2m半を超えるゴブリン・ロードだ。



「オマエら。ナニしにキタ?」


ゴブリン・ロードともなると人語を使える個体も現れる。

限られた単語のみだが、コミュニケーションすら成立する。


「この女、プレゼントだ」

「ナゼ、ソンナコト、スルノダ」


ゴブリン・ロードは目が合って威嚇し合う。

そのくらいの上位種ともなると、お互いのランクを理解することができる。


俺と奴、単体同士だと、似たようなランクだ。

しかし、奴には仲間がいる。


だが、プラチナ・ドラゴンシリーズの装備は伊達ではない。

数など簡単に圧倒することができる。


「気にするな。この女をお前の好きにしてくれれば、それでいい」


ここで、猿ぐつわを切り、女がしゃべれるようにしてやる。


「やめて。嘘でしょう?そんなこと、しないよね」


まだあきらめていないと見える。

お前はゴブリン・ロードの女になるのだ。


「ソノオンナ。オレニクレルノカ」

「ああ、それが俺がここに来た唯一の理由だ」


絶望的な顔になった女。


女を置いて、その場を去った。



こんなダークな話、読みたい物なのかね。と書いているんですが。意外とコメントが好意的でびっくりしています。


楽しく書いて、楽しく読んでもらえたらうれしいです。

ブクマと評価もよろしくです。

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