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第40話 謎の男の正体は?

「お食事するって話していましたよね。いいお店知っていますが案内しましょうか?」


さっきの騒動を見ていたと思われる若い男。

なぜか、そんなことを言ってくる。


「どうして、そんなことを言うんだ?お前の目的は何だ?」

「あなたと知り合いになりたいのが本心です」

「ほぉ。それはなぜか?」

「鮮やかに強そうなあいつを倒してしまいましたよね。ファンになりました」


なんだ、こいつは。まぁ、いい。何か別の目的をもっているんだろうけど、気にすることもなかろう。


「それなら、いいお店というところに連れて行ってもらおうか。この女性が気に入る店でなければダメだぞ」

「はい。美しい女性なら間違いなく喜んでくれるお店です」

「そうか。では頼む」


連れていかれた店は、高級ブティックが並ぶ通りが一本入った裏通りにあった。

看板もなく、派手な装飾もない。

しかし、玄関をよくみてみると、品の良いお店であることが分かる。


「隠れた名店というとこか」

「その通りです。貴族もお忍びで通うお店なんですよ。紹介者いないと入れません」

「ほう。お前が紹介者になってくれるというのか?」

「私は紹介者ではありません」

「では断られてしまうではないか」

「大丈夫です。私はこの店のオーナーですから」


にっこりと笑う。


「ほう。オーナーとな。。若いのにすごいな」

「そんなこともないんですが。あなたの方がすごいでしょう。本当は相当強いですよね」

「わかるのか?」

「わかりますって。あの闘いの時の動きを見ていたら」


やわらかい表情の裏には、するどい観察眼があるようにみえる。


「今日のところは、うまい飯を食わしてくれ。俺とこの女性に」

「もちろんです。最高の時間を用意しましょう」


通された部屋は個室になっていて、黒をベースにまとめられ赤がところどころに使われている。

シックでおちついた上品に部屋だ。


「素敵。こんなところで食事するの初めて」

「俺もだ。たしかにいい店を紹介してもらった様だな」


最初に持ってきたのは、発泡性のワイン。

ほのかな甘さが食欲を増進させる。


「うまいな。これは期待できるな」

「本当。こんな美味しいお酒初めて」


きっとお金持ちが女をその気にされるためのお店なのだろう。

この店に連れてきたら、落ちない女などいないかもしれないな。


「今日はずっと一緒にいてくれるか」

「もちろんよ」


簡単に落ちるよな。

まぁ、そうなるのは分かっていたけどな。

なぜか隠れ家高級店で食事することに。

そして、寝取ってしまいました。

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