第13話 ハーレム完成
魅了の瞳を手に入れてから2週間後。
俺のハーレムは完成した。
最初の一人を手に入れるのに5日ほど掛かってしまった。
それというのも、ハーレムにふさわしい女を見つけるのに手間取ったという事情がある。
その後は自分ひとりで見つけるのは効率が悪いと悟ってことで、情報屋の手を借りることにした。
ハーレム要員になれそうないい女の情報を高い金額で買ったのだ。
おかけでそこからは順調にハーレムのメンバーは増えて今は7人になった。
衝撃的にかわいい美少女。
大きいうえに重力に負けずに、つんと乳房が上を向いている巨乳で美乳で美人な女。
笑顔になった瞬間に見ていた男たちがガツンと衝撃を受ける、笑顔美人。
リスかハムスターみたいな小動物系のかわいい美少女。
ふわっとした感じが最高の癒し系美女。
一瞬、男かな女かなと迷ってしまう中性的な美女。
どう見ても男を知っているようには見えない清純系の美少女。
タイプが全く違うが、かわいい、美しいと男なら恋人にしたいとなる7人の女だ。
しかし、分かってしまったことがある。
最初の一人こそ、魅了の瞳をガンガンに利用したが、最後の方になると一回も魅了の瞳は使わずにハーレムに入れた。
その気になれば、A級冒険者だというだけで女は当たり前についてくる。
ついて行った先に、別の女がいてもだ。
女は2人や3人だと、お互いに嫉妬し合った面倒な感じになるが、5人を超えたあたりから、お互いに調整し始めて、面倒なことが一気に減った。
一緒にいちゃいちゃするだけでなく、セックスする順番や世話を焼く役割の割り振りやら。
そのあたりも自主的な女達が決めてくれる。
「今朝は私が担当です。よろしくお願いします」
そんな感じで、いい感じでセックスしたり添い寝したり。
すべては順調に流れている。
ただ、ひとつ困ったことが判明した。
俺が思ったより、女好きではなかったことだ。
ハーレムは男の夢と信じて女集めを始めた時は思っていた。
だが、元々婚約者がパーティメンバーの女だったのもそうだが、手近なところで済ませていた。
たまにセックスしたいときに応じてくれる女がひとりいたら、それで満足だったのだ。
1週間別々の女とあの行為ができるようにと、7人の良い女のハーレムを作ってはみたが、なんかセックスするのが割り当てられているような、ただの義務的であるような。
そんな状態になってしまった。
ハーレム計画は成功的に完了したが、ハーレムなんて本当は必要なかったという結果になっただけだった。
いきなりハーレム完成。サクサク進みすぎだろっ。
楽しく書いて、楽しく読んでもらえたらうれしいです。
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