表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/40

第1話 悪魔が俺の前に現れた

俺は15歳を迎えて成人して冒険者になった。

その後3年間はすべてパーティのために捧げてきた。


元々、魔法剣士というひとり二役ができるジョブだから当然の様にリーダーに選ばれた。

パーティのメンバーはずっと同じメンバーだ。

3年前G級で始まった俺たちのパーティはA級まで駆け足で昇格した。


当然、俺もメンバーもそのための努力は惜しまなかった。


その間に俺には最愛の恋人ができた。

回復魔法師のパーティメンバーの女性だ。


たしかに、剣士としての鍛錬、魔法使いとしてのトレーニングを欠かせない俺には彼女と過ごす時間は少なかった。

しかし、短い時間でも濃密な時間を共有できていた・・・そう思っていたのは、俺だけだったらしい。


「あなたの言葉はもう信じられなくなったの」


彼女のその一言が俺の人生の崩壊の始まりだった。


「俺たちはリーダーと一緒に活動するのは無理だと結論が出た」


サブリーダーを任せていた獣人剣士がそう言い切り、俺だけ追放して新しいパーティを作るという。

彼女すらも、そのパーティに移ると言う。


「なんでだよ。あと、もう少しでS級になれるというのに」


全く理由が分からなかった。

A級として高密度の活動を半年繰り返したからS級昇格まであと8ポイント。

1か月でクリアできるラインまだ来たのに・・・。



俺のヒロインもパーティもすべて失った俺には、もうひとつ災難が待っていた。


別れの盃でしびれ薬を仕込まれた俺は気が付いたときには、荒野をみぐるみはがされた状態でころがされていた。


すべてを失った俺にはひとつたけ、救いの手が差し伸べられていた。


「あなたの魂と交換で何でも望みを叶えてあげましょう」


俺は、何のためらいもなく、その申し出に乗ることにした。


最近の人気キーワードを元にイメージしたストーリーです。

人間の中に潜むダークサイドを書いていきます。


毎日4話の短期集中アップ予定なので、ブクマしてくださいな。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ