表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
49/58

49.公職選挙法違反殺人事件

「ガイシャは、〇田区在住で〇田区役所に勤務する太田花子。無産欠勤したので、上司に言われて様子を見に来た同僚の女性職員が発見。110番通報した。

 

 ========== フィクションです ===========

 === 主な登場人物 ===

 眩目くらめ真吉・・・警視庁捜査一課刑事。巡査。

 大曲尚人・・・警視庁捜査一課刑事。巡査部長。

 開光かいこう蘭子・・・警視庁捜査一課課長、警部補。

 志摩敏夫・・・警視庁管理官。

 井関権蔵・・・警視庁鑑識課課長。

 秋野治夫・・・警視庁鑑識課課員。

 井関智子・・・警視庁鑑識課課員。井関の娘。


 辻瑛人・・・捜査一課辻班班長。

 蒔俊郎・・・警視庁捜査一課課員。辻班。

 新垣舞・・・捜査四課課長。警部補。

 神道助六・・・捜査二課課長。警部補。蘭子と同期。


 =================================


 午後1時。捜査一課横の大会議室。『公職選挙法違反殺人事件』本部。

 昼食の後、捜査会議が始まった。

 そして、志摩管理官が説明を始めた。

「ガイシャは、〇田区在住で〇田区役所に勤務する太田花子。無産欠勤したので、上司に言われて様子を見に来た同僚の女性職員が発見。110番通報した。腹と背中を殴打されており、脊髄を折られた為の窒息死。口に、「公職選挙法違反をしました」って区役所の専用用紙に印刷された紙を咥えて死んでいた。パット見分からないが、『透かし』の印刷だった。」

「偽造防止の為の技術だから、通常ワープロソフトで印刷するものとは違う筈ですよね?」と大曲先輩は言った。

「今、大曲君が言ったように、通常の書類でもワープロ印刷で透かしを入れることは可能だ。だが、コピーを重ねても、裏も表も同じだ。官公庁のは、原本に当たる用紙自体が違い、コピーすると、例えば住民票を発行して貰った時は、透かしが入っていないが、それをコピーした時は、透かしが入る仕組み。『素人』には真似出来ない。だが、真似の得意な国がある。あの国だ。」

 ガイシャが口に咥えていたのは、区役所専用用紙。文面からすると、投票用紙ではない。

「その通りだ、しん・・・眩目。ホシは、何かを訴えている。選挙が不正なら、他の方法もある。」

「選挙の投票用紙って、何かつるつるしているような・・・。」

「あれは、紙ではない。合成紙『ユポ』だ。紙ではなく、フィルムに近いものと思っていい。最近、その製造方法が海外に、あの国に漏れていたらしいという情報がある。公安でもマークしていたのが太田だ。」と、大道が入ってきて言った。

「詰まり、神道。那珂国製の『コポ』の闇輸入に一枚噛んでいる、と。その告発の為に殺した?いや、少し違うな。そうか。仲間割れか。」

「そうなるな。リスト、欲しい?」

「3倍返しを2倍返しにまけてやってもいいぞ。」

「乗った。」


 神道課長の提供で、〇田区役所から隣国への情報漏洩をしていたチームが判明した。


 午後5時。捜査一課横の大会議室。『公職選挙法違反殺人事件』本部。

 取り調べ室から、蘭子、新垣、大道が出てきた。合同取り調べは、効果があった。

 蘭子は『いい刑事悪い刑事普通の刑事』って言っていたが、誰がどの役割か判らない。


「主犯は、戸籍課課長王拓人、従犯は、偵あぐる、そして、太田花子だった。太田だけは日本人だ。抜けようとした。区議会議員の補欠選挙の候補者Aは、圧倒的多数で候補者Bに勝った。一部週刊誌に怪しいとは書かれていた。太田は見せしめ、隣国への忖度だった。候補者Aは区役所で水増しし、候補者Bの一部を捨てた。選管は抱き込むだけでなく協力させた。知事に具申したよ。やり直し選挙しないと、貴方も『痛くない腹』探られますよ、って。」


 午後7時。眩目家。

 ニラレバ炒めとチャーハン作りながら、俺は蘭子に尋ねた。

「神道さんにも義理チョコあげたの?」

「ああ、男だからな。」

「村松は?」

「ああ、男だからな、性別は。」

「そうなんだ。」「損はしない。元は取れる。未開封なら高く売れる。」

「売るの?「ネットオークション。」


 「不服か?お前には『ホンちゃん』ご褒美に毎日やってるだろ?ミルク付きで。」


「えと・・・お風呂沸いてるか、見てくるね。」

「ああ、水風呂でもいいぞ。体温、上げればいいから。いひひ。」


 お風呂は沸いてた。良かった。


「入るぞー。」


 えええええええええええ!!!!!!!


 ―完―



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ