続・花まつり
ひとびとの花まつりの続編。
クリスマスなんて大嫌いさって歌があるけれど、毎年ぼっちの私もそれと同じ。
世間の様子を見ていると敬虔な信者様でもないのに、なんでそんなにイベント的に盛り上がっているのかさっぱりわからない。赤と緑のコントラストを見ていると眩暈がしてくる。(花まつりのときより、ばっさり書いてしまったが……。)
そんな私は、昨年のクリスマスイブには絶対にクリスマスを感じまいと、連休であったため22日からテレビは観ずに撮り溜めしてあったテレビの録画番組ばかり観てやり過ごしていた。
24日の0時過ぎ、LINEのメッセージが来た。以前欧米で仕事をしたことがある知り合いからであった。かわいい封筒の動画アイコンが届いており、クリックするとクリスマスソングと共に、欧米のキリスト様の誕生をお祝いする素敵なクリスマスの絵本のような心温まる動画が再生された。
世間のクリスマスムードが早く終わらないかと、ぼっちで寂しく心が固くなってしまった私の心に明るい光を灯してくれた。クリスマスって、本当はこんな感じなのだろう。キリスト様の誕生をお祝いするのだから、心温まるものなのだと感じた。
24日の0時って子どもたちの枕元にサンタさんがクリスマスプレゼントを持ってきてくれる時間だろう。今回は私にも心を明るく灯す素敵なプレゼントが届いた。とてもうれしくなった。私にとってクリスマスは、たとえぼっちでも一人で過ごす寂しい日ではなくなった。
LINEをくれた知り合いに感謝だ。この知り合いのように、私も誰かの心を明るく照らす存在でありたいと心から思えた。