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ひとびと2  作者: はちみつ
はちみつ日記2
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ふたりぼっち

 未婚で四十女だと、食事や買い物などお一人様で行く。理由は、同世代の友達は既婚者で家庭を持っており、育児に家事に忙しくお一人様の私を構っている程時間に余裕がないのだ。そんなことくらい三十代の頃から身をもって体験しているので、お一人様でいることに慣れてしまった。お一人様歴イコール年齢だから。

 これは、田舎生活をしているときも上京してからも同じであった。

 しかし、つい先日そんな私にお友達ができた。同じ四十代の女性で未婚。聞いたところ共通点が多く、一緒にいて心地が良い。

 私は、そのお友達とお互い誘い合って度々居住地近くのターミナル駅付近に食事に行っている。二人で食事をしているといつの間にか時間が経過してしまい、2食分食べることが多い。不思議な事にいつも通過点、または単純に買い物を済ませるだけだった場所が、お友達と食事に行くことで、とても楽しく素敵な駅だと感じる様になった。

 このお友達と仕事や私生活などの他愛無い話をしていると、日々のストレスが発散される。

 不定期に連絡を取り合って食事に行く友達はいたけれど、なぜか彼女だけは他の友達とは違う。理由は同じくらいの生活レベルだから格好つけなくてよいからなのかも知れないが。

 さらに、一人でいると日常の中で見落としてしまっていた大切なことが沢山あることに気付かされた。

 特に、私の場合は世の中の人を疑ってかかる癖があり、無駄に力んでしまっていた。

 力んでいることに気付いたら、力まずに生活することで日常生活が少しずつ楽しくなっている。人に優しくできるようになっている気がする。

 次回の食事は人気のパンケーキとやらのお店に行ってみたい。行列に並ぶのってすごく嫌だからいつも避けていたけれど、彼女と一緒なら並ぶことも楽しみだ。ここまで影響を与えてくれる人との出会いってそうそうあるものではない。この良縁を大事にしていきたいと思う。

 念のためであるが、私の恋愛対象は男性である。彼女は大事なお友達♪。


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