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ひとびと2  作者: はちみつ
はちみつ日記2
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続インフルエンザ

人生初のインフルエンザに感染した。

前日から喉の痛みがあった。扁桃腺からの風邪をひいたのだろうと思っていた。

深夜3時、体に違和感があり目が覚めた。体温計で計測したら39度2分であった。38度以上の発熱体験がないため「これは体温計が壊れてしまったのだろう」と思い、もう一度計測した。

しかし、体温計が算出した温度は変わらない。だが、深夜であるし救急車を呼ぶ程苦しいわけでもない。一先ずもう一度眠ることにした。

早朝6時、また体温計で計測してみる。38度台に下がってはいたが「これでは仕事に行ける状態ではない」と思い、上司が出勤するであろう時間まで待って、職場に電話して体調不良で休みを頂きたいと伝えると「インフルエンザじゃないのか。病院に行って診てもらいなさい」と指示を受ける。

この時初めて自分がインフルエンザに感染しているかも知れない事に気づかされた。

電話を終えて、スマートホンを見たらディスプレイにびっしょりと私の汗が付いている。尋常ではない事態に狼狽した。

喉の痛みのあったため、掛かり付けの耳鼻咽喉科に行った。検査結果はインフルエンザA型。医師から療養と他の人への感染を防ぐため5日は外出を控える事、吸入型の薬を処方するので、感染後時間が経過し過ぎると薬の効果が無くなる可能性があるから処方後すぐに吸入するようにと指示を受ける。

検査結果が出るまでは、インフルエンザに感染していないと思っていたので、結果を聞いてショックを受けた。人生初だから、これからどのような症状が出て、どうやって回復していくのか想像かつかなくて不安になった。とりあえず、人様に迷惑を掛けないように自宅で療養が一番だということはわかった。

調剤薬局に行き、薬剤師さんより薬の説明を受ける。医師の説明と同じく直ちに吸入するようにとのことであった。代金を支払い自宅に帰ろうとしたが、食欲はないが自宅に殆ど食べる物がないことに気が付いたので、調剤薬局と併設しているドラックストアで経口補水液とそのゼリーと、比較的保存のきく大容量タイプのゼリーを手で持って帰れる分だけ買って帰った。

帰宅後、医師と調剤士の指示通りに真っ先に薬を吸入した。経口補水液を少し飲んで眠ることにした。

翌日、体温は36度台まで下がったが、薬で下げているため体が重くだるい。私にはこの吸入の薬と体質があっていたのか、5日経過後は37度ギリギリまであがった日が数日あっただけでなんとか回復できた。

でも、5日間の療養の日々は食欲も余りなく、経口補水液とそのゼリーとおうち宅配サービスにお世話になってなんとか乗り切ったものの、とても苦しい期間であった。

しかし、一人暮らしだとインフルエンザになっても家族内感染の心配がないから気楽である。おうち宅配サービスの宅配してくれたお兄さんに感染していないことを願うばかりである。こういうときって「インフルエンザだから、十分気を付けていらしてください」と連絡するべきだっただろうか。その配慮は足らなかったな。もし、次に感染してしまった時は気を利かせようと思う。


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