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ひとびと2  作者: はちみつ
はちみつ日記2
2/62

猫カフェ

 猫カフェに行ってみた。そもそも猫好きなので。猫カフェなるものにとても興味があった。さらに、住まいを変える前に住んでいた家で飼っていた猫が亡くなってから、ずっとペットロスの状態で寂しかったからだ。

 (ひとびと 第100部分参照  https://ncode.syosetu.com/n6302bm/100/ )

 ありがたいことに、都会の猫カフェ事情をネットで公開してくださっている方がいたので、その情報を参考にして住居から近く、さらにお一人様が突然行っても大丈夫そうなお店に行った。

 お店の場所は駅近くだったのですぐにわかった。ためらわず、都会での生活に少し疲れ気味だった私は猫に癒されたいと言う思いで店に入った。

 休日であったため、料金は1時間千数百円だった。飲み物代は別料金。他の猫カフェと比べて別段高いとは思わなかった。

 店員さんより、店内での注意事項と確認事項が済んだら、手を消毒して猫さんたちがいるエリアへ行くと、ネットでの情報ではカップルよりお一人様が行きやすいと書かれていたのだが、カップルが2組とご夫婦らしき方が1組と常連さんと思われるかたがエリアの真ん中にいらっしゃった。お一人様は私ともう一人だけ。

 このもう一人の方は、店員さんと猫さんを自宅に引き取る相談をされていたので、とてもうれしそうだった。結局お一人様は私だけ。

 私は、エリアの端っこの椅子に座って猫さんたちを観察したり、パウチになっている猫さんたちの一覧を見ていた。近づいて来てくれた猫さんの頭をなでるも、新参者など相手にされず、さっさと目的の場所にいってしまった。

 とてつもない疎外感が襲ってきた。

 私は、飼っていた猫に貰っていた愛情を猫カフェに求めてしまったのだ。

 しかし、猫カフェとは、猫を飼いたいけれど事情があって飼えない方が猫に触れ合いに行く場所なのだということに気が付いた。

 猫さんたちを見ていたら、歴代の飼っていた猫たちを思い出しさらにペットロスが増してしまった。何気なく触れ合ったり、独特のコミュニケーションをとることはもうできないのだ。そんな信頼関係を築ける環境に私はもういないのだ。自由にペットを飼うことができる田舎生活の贅沢さはこんなところにあるのだと都会生活の寂しさをまた実感してしまった。

 あまりの寂しさから1時間より前に帰ろうかなと思ったら、一匹の猫ちゃんが膝の上に乗ってきた。うれしくて、なんども頭をなでた。

 店員さん曰く、好奇心旺盛で新参者に興味がある猫さんだそうだ。別に私に特別興味を持ったわけではないとの事だった。そうよね。猫カフェの猫さんだものね…。

 だが、猫さんと触れ合えて少しだけ気分が明るくなった。この猫さんが他の方に行ってしまったので、帰ることにした。店員さんにお礼を言って帰路についた。

 猫さんとは触れ合えたが、やはりペットロスを強く感じた。心が痛い。

 猫カフェには、たぶんもういかないだろう。心が痛くなるばかりだから。残念ながら私には合わない場所なのだ。

 数日後、可燃物の収集の日であったので、ゴミステーションに持っていったら、ご近所さんが飼っていると思われる猫がいた。何度か見かけたことはあったが、近くにいくと逃げられるので、気にもしていなかったのだが、今回はなぜか鳴きながらこちらを見ている。なにか物を言いたげな感じだった。

 もしかしたら、猫カフェに行ったので、このテリトリー以外の猫の匂いがしているので、何かを訴えているのかも知れないと思った。

 猫カフェに行くより、近所の猫に逃げられなかった方がうれしかった。でも、いづれ匂いが取れてしまったらまた逃げられてしまうのかな。

 結局ペットロスは解消されず…。

 猫を飼いたいな。できれば多頭で飼いたい。しばらくは、石田ゆりこさんのインスタをみて癒されようと思う。


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