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ひとびと2  作者: はちみつ
はちみつ日記2
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5080問題

 5080問題について、私なりに思う事。

 引きこもりと言っても十人十色であると思う。報道の影響で引きこもりイコール罪を犯す、またはその予備軍のようなイメージであるが絶対にそうではない。

引きこもりの方は、心優しく穏やかな方も多くいらっしゃるだろう。

 好き好んで引きこもっている方ばかりではないと思うし、引きこもりにならざる得ない事情があったのだ。

 そんな中で、自分が50代に近いからこそ感じてしまうことがある。育った環境や教育に問題はなかったのだろうか。

 50代の方々が育ったころは、学校では今では考えられないような体罰が行われ、一部の悪質な教師がやりたい放題であった。親も教師を完全に信頼し従っていた。教育とは我慢して耐えて覚えるもの。厳しい教師は教育熱心というまったくでたらめの思いで子育てをした。我慢すること耐えることが美徳であった時代だ。

 さらに、受験戦争を余儀なくされた世代。そんな親たちの不勉強や理解のない教育の中で育てられたら、社会の荒波にもまれる強さなんぞ持てるはずもない。少しでもトラブルが起きたら、対応できずに心が固く感情を吐き出せず引きこもっても仕方がない。親や教師たちの無能ででたらめな教育を行ったつけが出ているだけなのだ。引きこもっている方が悪いのではない。

 でたらめな教育をした一部の教師たち、親が責任をとらなくてはならないのに、その犠牲になった子が「引きこもり」という悪者にされている。

 このでたらめな教育が与えた心的影響を改善するにはどうするべきか。一部の有能な研究者たちはすでにわかっているのではないだろうか。

 オリンピックに浮かれている政府は、政治家はきっとなにも対策をしないだろう。

 だれか引きこもりを余儀なくされている犠牲者たちを救ってくれる方はいないだろうか。

 心的影響をうけてのことだから、社会復帰できるかどうかそれも人それぞれだろう。一刻も早く支援をしてくれる方や団体、組織が出来ますように。

 犯罪者ばかりの情報ではなく、自分を何度も傷つけてしまう人もいる過酷な状況も報道するべきだ。引きこもりはきれいごとではない、他人事ではない。どれくらいの命が消えていったのだろうと思うと、胸がしめつけられる。

 ああ神様、どうか助けてくれませんか。人は誰もが幸せになる権利があるなら、これまで酷い仕打ちを受け悪者にされている方々の人生が報われるものになるように救ってください。どうかお願いします。


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