生き方
僕には自己犠牲という理性と、
人を刺した後の血の滴る音が頭に響く狂気が混ざり合っている。
結局どっちも快感を得るための行動でしかない。
ただ誰の迷惑にもならない、つまり人はこう生きると誰から見ても良く思われる、
その結果報酬として地位を与えられる。
そんな立ち回り方、仕草を大人は子に伝えようとしている。
でもそれは機械にもできることで、代償に心を払っている。
機械は人が楽をするためのもので決して人生の見本ではない。
狭い自分のテリトリーから一歩はみ出すと、
僕の生き方を全面否定し、僕の心を傷つけていく。
そんな言葉に飲まれた奴らは、スキルをどれだけ多く持っているか自慢しあい、
人を愛することを忘れてしまう。
そんな奴らは僕の目には人を愛せない怪物に見える。
常に誰かを傷つけながら、自分を認めろと意見を押し付けて、
嘘でも僕に首を縦に揺さぶらさせる。
そんなことを続けていたら誰の意見も信じられなくなった。
それは感情を殺す毒なのか、それとも僕が間違った方向に行っていることを
なんの見返りも求めずに教えてくれているのか分からなくなったんだ。
それでもこんなことをしたいと心が叫びだすと、たとえ間違っていたとしても
その想いを何よりも優先してしよう。それがたとえ誰かを殺す羽目になっても。
そんな僕が、もしも運命の人に出会えたら
あなたをどこまでも愛しつづけ、あなたの幸せを拒むものがあれば、
僕の人生さえも犠牲にしてあなたの願いを叶えよう。
もし子供ができたら、僕の感情を殺してでも
未来には全ての可能性があることに気づかせ、絶望という闇を見させはしない。
ただそう生きるためだけに僕はここにいる。
最後に運命の相手には一つ約束をしてもらおう。
もしも僕から理性が消えて無くなったときは、
僕を殺してくれ。そのときはもう人とかけ離れた怪物に成り果てているから。
もう君を幸せを届けることはできないから。
この生き方でやってはいけない事は、
努力しないで寝てばかりいる事だ。