0話
私が作成したオリジナル曲: http://www.youtube.com/playlist?list=PL_PHgIIg-cwILmf05Y65BgkCSv7z6sa4P
この中から何曲かを繋げていきます。
・・・それは少し日の暮れた教室の中。
何時も睡魔と闘いながら勉学を教わったり、仲間と楽しく話すこの教室、そんな教室の開いている窓から差し込む橙色の光、鳥が囁くようなそんな秋風がこの教室をまるで別の世界なのかと勘違いさせてくれる様で。
「・・・?どしたの?そんな顔して」
そんな教室の中、イヤホンを片耳にぶら下げ片手に小説を持った彼女が不機嫌さを滲み出しながら僕に問いかけてきた。
「いやっ・・・、何でもない」
「ふーん。あっそう」
「・・・・・・。」
そう言うと少女は途中だった小説をまた読み始める。その少女の姿はやっぱり昔と変わってはいなかった。
「・・・なんかさ、昔と変わらないね。この感じ。」
彼女はそんな俺の心を読んだかの様に話しかけてくる。
そう、この放課後の風景は数ヶ月前、彼女と出会った時から。季節は違えども、この感じは変わらなかった。
いつも彼女はイヤホンをして、これはライトノベルなのだろうか?そんな厚さの本を数冊机に重ね、その中から一冊を取り出し読んでいた。
もちろんそんな彼女に話しかける、好意のある人などいなく、彼女は独りそこに座っていた。そんな彼女と話す仲になったきっかけは単純なように見えてそうでもなかったけれど。俺はそんな彼女と会話するこの世界に何を求めたかったのか。そんな答えはもうとっくのとうに出ているけれど、いざとなっては緊張のせいで伝えたい言葉でさえも出すのに躊躇ってしまう。
「・・・本当にこのままでいいのか?俺は・・・。」
単純なことなのに、どこかでまだ不安になる僕がいて、でも気づいてしまった芽を枯らしたくはなかった。たとえどんな結果になろうとも。だから、、、、
「・・・あのさ、前から言いたいことがあったんだけどさ・・・」
俺は勇気を出すという言葉をここで改めて身に知った。
小説って書くの難しいですね………………
語彙力のなさが半端無いですけど、頑張ります。