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始原の魔術師〜時を旅する者〜  作者: 小さな枝切れ
第5章 霊峰竜角山攻略
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最後の腕輪の力

リリスの最後を看取って墓を作った後、俺たちはその足で町に戻った。


リリスによって魅了されていた男は、キャスが初めて見せる混合(ミックス)魔法で制約(ギアス)永久化(パーマネンシー)を使って以後ここには来ない事、俺たちの事を含み魅了されてからの事を誰にも言わない事を強制しておき、町まで一緒に連れて行きそこで結構な金を渡して自由にさせた。



「あんたも大変だったんさね」


酒場に戻った俺たちは女将さんに報告をし、予定通り明後日出る事を話した。


「しっかし自然均衡の神の代行者の次は魔法の神の代行者とはねぇ」



集めた信用の置ける冒険者は全員で100人ほどで、ほとんどが霊峰竜角山でデプス30前後まで行けてる連中だそうだ。中には俺たちの情報でデプス40近くまで来ていたパーティもいるそうだ。


「それはすごいですね。一体どんな人達なんですか?」

「そう言うと思ってね。さっきあんたらが来た時に呼びに向かわせたさね。

っと、来たようだよ」


扉が開き姿を見せる。そこにはーーー


「やぁサハラ君久しいねぇ。女将さんから聞いたときはびっくりしたよ。まさか君たちがガウシアン王国に…」


ガシィィイイィィィ!


「「愛の夫婦クロスボンバー!!」」


崩れ落ち…


「ーーこ、これが愛の夫婦クロスボンバーの威力…強烈な腕による一撃を衝撃を逃さないように挟み込むように反対からも…すざましい威力だ…」


…つつもしゃべりながら倒れた。


「す、すごい。あれを受けてなおしゃべるなんて!サハラの事知ってみたいだけど知っている人なの?」

「ーーん、あぁ、そうかレイチェルはあの時後方で治療担当だったから会ってなかったんだっけ。アルトリウスさんって言ってマスター級の剣と盾を扱う戦士。それ以上に口が経つけど…」


アルトリウスの仲間と思われる面々が苦笑いしている。倒れて伸びているアルトリウスは放置されたままだ。



「腕は立つけどねぇ、この男、口が軽すぎるんさ」



変わらないなぁ、この人は…


その後目が覚めたアルトリウスは延々また話が始まり、俺は用があるとさっさと酒場を抜け出しとある場所へ向かう事にした。




冒険者ギルド

5年前にも冒険者ギルドで情報を見たが、改めて確認したい事があり霊峰の町の冒険者ギルドで調べる事にした。


カウンターで資料室の使用料を支払い資料室に入る。ヴァリュームと置いてあるものが同じなのか広さもさほど変わらず、あるものもおそらく似通ったものだろうと思う。


「んー、資料室って使う人いないのか、それとも偶然なのか誰もいないなぁ、っとあったあった」


クラスの説明が書かれた本を手にとった。クラスとは戦士やウィザードといった階級のことだ。

〔少し初期と変更あります〕

戦士、ウィザード、クレリック、シーフ以上が基本クラスでソーサラーは一応クラスではあるが先天的な力な為、別格になっている。


この他にドルイド、騎士、アサシンなどの特殊なクラスもあるが、これらは限られた教えてくれる者から教わらなければならない。


例えば騎士はレドナクセラ帝国のみ存在するクラスで、帝国に仕える事が前提で教えられる。

ドルイドは本来なら人里離れて生活しているドルイドを探し出さねばならない。


ーーー待て。指が止まる

ここで俺は初めて知る事になる。ドルイドとしての知識は確かにスネイヴィルスに教え…られたが、ドルイド魔法は発動出来なかったが、それは俺が精霊と契約を結んでいなかったからとーーー

ウオオォォイイィィそれを教えろよ、ジジイイイイイィィィ!!

天変地異は始原の魔術つまり自然均衡の神の特殊(スペシャル)魔法だった。


「おかしいと思ったんだ…」


独り言のようにつぶやき続けてクラスを見ていく。

上位とでもいうクラスは大抵このように教わる必要があるものばかりだ。俺の場合は腕輪の力のためここには当てはまらない。


「ない…な」


なぜ今更クラスを調べに来たのかというと、最後の腕輪の力でクラスを得ようとしたからだった。


杖術はこの世界には存在しない。というか(クオータースタッフ)がない。

杖といえばウィザードが持ち、片方の先端に宝石が埋め込まれているものだけだった。


それを踏まえて失敗すれば腕輪の力が無駄になる覚悟で使う事にしたのだ。


この世界には存在しないクラスをーーー


ファンタジー世界で強いとされるクラスを俺はずっと考えていた。

サムライ、ニンジャなどだが、日本刀のようなものがない為断念した。と言うより杖術が無駄になる。そこで杖術というか(クオータースタッフ)を武器も持つ場合メインに扱うクラス…モンクだ。

俺の想像通りになれば俺はチート級の強さを持てるだろう。


『小僧…サハラよ。この忙しい時に創造神様が注意したことを忘れおったか』

「うお!い、いいい、いや、忘れてませんよ。クラスぐらいいいでしょう?別に誰にも教えないですし」

『確かに創造と言っても技能であれば…ムゥ』

「それに俺が自然均衡の神になった時の新たな特別(スペシャル)技術って事にでもすればいいじゃないですか?」

『ううむ、それなのじゃが暫くの間代行者を続けてもらう事になりそうじゃ』

「はい?まぁその方が俺は嬉しいですけど」

『創造神様も儂も其方を見ていて楽しんでおる。飽きるまで見させてもらう事になるじゃろう』

「なんじゃそりゃあああああ!!」


俺の雄叫びでギルドの人が何事かと見に来た。

「何かありましたか?」

「あぁすいません。なんでもないです」


はぁ?と出て行った。


『よかろう、儂から創造神様にはお伝えしておくから好きにするがよい』


おおお!マジっすか。




コマンドワードを呟く、腕輪が輝きだした。


「モンク(修道士)習得」



ビシィッ!ボトッーーー


賢人の腕輪が割れて落ちた。

だが、俺にはモンク(修道士)の知識が残っていた。


「この世界外の習得に耐えられなかったってとこかな?」


こうして俺は杖術と騎士魔法とモンク(修道士)を習得した。



この世界に存在しない習得をし続けたため腕輪は壊れてしまいましたが、ついに腕輪の力使いきりました。

なんというか無理矢理いつまでもほっとけないので使い切った感がありますがf^_^;


そんなわけで、あと1話で第5章終わりになります。

後ほど更新させる予定です。

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