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泣きたい子  作者: 夏野火燵
1/1

あの人と初めて喧嘩した。


あの人が女の人とお付き合いるのを、

初めて知った。


それから、俺とあの人は別れた。


別れてすぐにあの人は、付き合ってた女の人と結婚した。


俺は泣きたかった。

なぜか泣けなかった。


喧嘩してすぐ「ごめんなさい」って、言えたら?

別れる時に「行かないで」って、言えたら?


なんで涙は、意味も無いときにあふれてくるくせに、肝心な時に出てこないんだろうね?


あの人が別れようって言ったとき、一瞬、何を言われたか分かんなくて。

そんで、「なんで」って言葉が頭ン中を埋め尽くした。

何が何だか、もう訳わかんなくって。


俺が放心してる間にあの人は勝手に話を進めてて、

何も言えないうちに、俺たちは別れてた。


最初から分かってたんだ。あの人は、いつか女の人と結婚するんだって。

分かってた、つもりなんだ。


気付かなければよかったんだ。

初めから無かった事にすればよかった。

こんなにも悲しくて、本当なら叶うはずのない恋心。

あの人へのこの思いも、胸を締め付けるような苦しさも。

そして、あわよくば、悲しい(哀しい)と感じるこの感情も。

泣けば全部流せたのだろうか?


どうにしろ、涙は出てこなかった。


流す事ができないのならば、蓋をしようか。

蓋をして、鎖をぐるぐるに巻いて鍵を壊して。

もう二度と、絶対に開かないように…


そう、決めたのに…

初投稿にございます…

ずっと小説書きたいなーって思ってて、ネタは書き溜めてあるのですが…なにしろ文才がないものでして。続けて書けたら、いいなーとは思います。

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