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この作品は初めて作者が一次創作をしたらこうなったというものです。


また、あらすじを見て、「SF」だと思った方はごめんなさい。その要素はかなり薄いです。

2XXX年。




地球に突如謎の隕石落下。




幸いにも太平洋に落ちたため社会への被害もほぼ無かった。



しかし隕石は粉々となり、各地に散らばった。




その石が、まさかこんな『悪夢』をもたらすと





当時、一体だれが考えただろうか・・・?




 ※



ピピピピッピピピピッピピピピッピピピピッ・・・


音はある4人用5部屋の1部屋から聞こえてくる。そこはもともと日本と呼ばれていた島の地下にある特殊部隊用の基地。隕石落下から早27年が経過している。その間に人々はほとんどの国を滅亡させ、今ある昔からの国は数えられるほどしかない。その後国はできていないので、国という存在そのものが忘れ去られようとしている。


「うるさい…。目覚ましかけるならそれでちゃんと起きろよ…。」


1ルームの中央にあるリビングのテーブルで朝食をとっている少年がかけた本人に向かって不平を鳴らした。彼はさき 恵輔けいすけ。他とは少し違う金髪碧眼で少し肩にかかっている髪を後ろで一つにまとめている彼は高校に通っていてもおかしくない年齢だがそう感じさせないのは落ち着いた雰囲気を持っているからだろう。かなりの長身で特殊部隊の飾らない男性用制服をそつなく着こなす様子は目立つほどではないにしろ多くの人の目を奪うほどだ。


「そこまで言うなら恵輔が起こして来れば?」


そう言って恵輔に反論したのは亜麻色の髪ショートヘアに緑色のぱっちりとした目という1昔前ではいないような―――もっとも今でもある大陸の少数民族にいる程度だが―――笑顔が特徴的な霧島きりしま 真子まこだった。身長は少し小さく、幼くみられることが多いが恵輔と同じく特殊部隊の女性用制服―――男性用とは下がズボンかスカートかの違いのみ―――を着ていると周りに年相応に見られるため好んでよく着る。


「やだ…。あいつの寝起き最悪だから。」

「てか いつもみたいに真子が起こしに行けば?」


話に乱入してきたのは剣崎 優だった。少し恵輔より身長は低いがそれでもバレーボールの選手と同じぐらいはある。一般男性ぐらいの髪の長さの恵輔とは少し違う金髪にきれいな琥珀色の目をしている。子供のようにご飯粒を口の周りに1粒つけてこちらを見た。


「優…ご飯粒ついてるわよ。それに私これから行くとこあるし。」

「ふ~ん…望月のところか?」

「なっ…なんでわかったの?」

「すごくうれしそうだったから。」

「あっそ…。それじゃ、もう行くからあの子起きてきたら冷蔵庫の中にある物適当に食べさせておいて!」

「了解。」


慌てて真子は近くに置いておいたショルダーバックを持って出かけた。その様子を二人は対照的な顔で見ていた。


「優さ…もうそろそろあきらめたら?」

「なっなにがだよ?」

「真子の事。いい加減忘れることもいいことだと思うけど?」

「うるさい!そっそんなことよりお前こそ早く好きな人起こして来ればいいだろっ!!」

「はぁ…。結局俺か…。」


恵輔は食器を持って立ち上がり、キッチンへ行った後、サンドイッチを持って『あいつ』の部屋へと入って行った。

読んでくださり、ありがとうございました。

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