AIによる座敷わらしの絵の瞬きの解説
東北の伝承に次のような話があります。
農家の平蔵さんが、畑仕事を終えて家路を歩いていると、道端に幼い男の子と女の子が立っていました。男の子は7歳くらい、女の子は5歳くらいでした。
平蔵さんはその二人の子供を初めて見ました。平蔵さんの暮らす村は小さな村で、村には平蔵さんの知らない人は一人もいませんでした。
平蔵さんは不思議に思い、二人の子供に声を掛けました。
「君たちはどこの家の子だい?」
男の子が答えました。
「おいらたちは与吉の家にいたけど、与吉が嫌いになったから、今から隣の村の源太の家に行くんだ」
与吉さんの家には幼い子は一人もいないはずでした。平蔵さんは、おかしなことを言う子供だと思いました。どこかの家に、親戚か友人が訪ねて来ているのだろう、その家族の子供だろう、平蔵さんはそう思いました。平蔵さんは男の子を叱りました。
「これ、大人をからかうんじゃない、もう日も暮れるから、早く家に帰りなさい」
二人の子供は返事をしませんでした。
翌日に、与吉さんの家の前で、与吉さんに会った平蔵さんは、与吉さんに幼い子供がいるのかを訊ねました。与吉さんは笑って答えました。
「なにを言うんですか、うちには子供がいないことをご存じじゃないですか」
平蔵さんは笑って与吉さんに謝りました。
「そうでしたよね、失礼なことを訊いてすみません」
与吉さんは商家で裕福でしたが、その日の夜に、家が原因不明の火事に遭い、家が全焼してしまいました。
その月から、隣の村の源太さんが商売を始めて、その商売がトントン拍子でうまくいき、貧乏だった源太さんは裕福になっていきました。
平蔵さんは村人たちに、道端で見た幼い二人の子供の話をしました。この話を聞いた村人たちは、「その二人の子供は、きっと座敷わらしだったのだろう」と噂しました。
座敷わらしは、気に入った家には幸運を与え、気に入らなくなると火事を起こすという伝承があります。
座敷わらしがいることで有名な、岩手県の緑風荘も、2009年に原因不明の火事に遭い、全焼してしまいました。募金を募り、2016年に復建しました。
学園七不思議などの漫画の作者の『つのだじろう』さんは、緑風荘に宿泊した時に、座敷わらしを見たそうです。座敷わらしは、つのだじろうさんに手を振ったそうです。
つのだじろうさんは、その時に見た座敷わらしの絵を描いています。その絵は掛け軸にされて緑風荘に飾られています。テレビ番組がその掛け軸の取材をしていた時に、その掛け軸の座敷わらしが瞬きをしました。この映像はとても話題になりました。
この座敷わらしの絵の瞬きは、光の反射などが原因だったなのか、それとも座敷わらしの仕業だったのか、AIに質問しました。
以下がAIの解説です。
緑風荘の掛け軸の座敷わらしの瞬きは、座敷わらしの仕業であり、火災の前に起きたとされる現象です。
◯座敷わらしの仕業
◯座敷わらしは、岩手県に伝わる、家に幸運をもたらすと言われる子供の姿をした妖怪です。
◯座敷わらしが掛け軸の座敷わらしの絵に宿ったとされ、その絵の瞬きが観察されました。
以上がAIの解説です。
座敷わらしが掛け軸の絵に宿ったというよりも、子供の妖怪である座敷わらしが、掛け軸の絵にイタズラをしたのではないかと、私は思っています。




