表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

AIによる座敷わらしの絵の瞬きの解説

作者: 千彩仙人
掲載日:2025/10/30

 東北の伝承に次のような話があります。


 農家の平蔵さんが、畑仕事を終えて家路を歩いていると、道端に幼い男の子と女の子が立っていました。男の子は7歳くらい、女の子は5歳くらいでした。


 平蔵さんはその二人の子供を初めて見ました。平蔵さんの暮らす村は小さな村で、村には平蔵さんの知らない人は一人もいませんでした。


 平蔵さんは不思議に思い、二人の子供に声を掛けました。

 「君たちはどこの家の子だい?」

 男の子が答えました。

 「おいらたちは与吉の家にいたけど、与吉が嫌いになったから、今から隣の村の源太の家に行くんだ」


 与吉さんの家には幼い子は一人もいないはずでした。平蔵さんは、おかしなことを言う子供だと思いました。どこかの家に、親戚か友人が訪ねて来ているのだろう、その家族の子供だろう、平蔵さんはそう思いました。平蔵さんは男の子を叱りました。

 「これ、大人をからかうんじゃない、もう日も暮れるから、早く家に帰りなさい」

 二人の子供は返事をしませんでした。


 翌日に、与吉さんの家の前で、与吉さんに会った平蔵さんは、与吉さんに幼い子供がいるのかを訊ねました。与吉さんは笑って答えました。

 「なにを言うんですか、うちには子供がいないことをご存じじゃないですか」

 平蔵さんは笑って与吉さんに謝りました。

 「そうでしたよね、失礼なことを訊いてすみません」


 与吉さんは商家で裕福でしたが、その日の夜に、家が原因不明の火事に遭い、家が全焼してしまいました。

 その月から、隣の村の源太さんが商売を始めて、その商売がトントン拍子でうまくいき、貧乏だった源太さんは裕福になっていきました。


 平蔵さんは村人たちに、道端で見た幼い二人の子供の話をしました。この話を聞いた村人たちは、「その二人の子供は、きっと座敷わらしだったのだろう」と噂しました。


 

 座敷わらしは、気に入った家には幸運を与え、気に入らなくなると火事を起こすという伝承があります。


 座敷わらしがいることで有名な、岩手県の緑風荘も、2009年に原因不明の火事に遭い、全焼してしまいました。募金を募り、2016年に復建しました。


 学園七不思議などの漫画の作者の『つのだじろう』さんは、緑風荘に宿泊した時に、座敷わらしを見たそうです。座敷わらしは、つのだじろうさんに手を振ったそうです。


 つのだじろうさんは、その時に見た座敷わらしの絵を描いています。その絵は掛け軸にされて緑風荘に飾られています。テレビ番組がその掛け軸の取材をしていた時に、その掛け軸の座敷わらしが瞬きをしました。この映像はとても話題になりました。


 この座敷わらしの絵の瞬きは、光の反射などが原因だったなのか、それとも座敷わらしの仕業だったのか、AIに質問しました。


 以下がAIの解説です。


 緑風荘の掛け軸の座敷わらしの瞬きは、座敷わらしの仕業であり、火災の前に起きたとされる現象です。


 ◯座敷わらしの仕業


 ◯座敷わらしは、岩手県に伝わる、家に幸運をもたらすと言われる子供の姿をした妖怪です。


 ◯座敷わらしが掛け軸の座敷わらしの絵に宿ったとされ、その絵の瞬きが観察されました。


 以上がAIの解説です。


 座敷わらしが掛け軸の絵に宿ったというよりも、子供の妖怪である座敷わらしが、掛け軸の絵にイタズラをしたのではないかと、私は思っています。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ