表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
前世が人気声優だった私は、完璧に悪女を演じてみせますわ!  作者: 桜咲ちはる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

36/36

35.ハッピーエンド


「え、レイン嬢じゃなかったわけ?」


 ミンハルたちに今までのことを説明したら、驚いていた。それも当然だ。だけど、セイヴァンの友達にはちゃんと話しておきたいと思った。


「ああ。この通り、レイン嬢もマイも姿が戻ってる。お前たちが誤解しないようにと思ってな」

「でも世間の反応は難しいだろうな。公爵が婚約者をフッて身寄りのない娘と結婚するなんて」


 ミンハルが眉を下げる。それは私もセイヴァンもわかってる。ほとぼりが冷めるまではおとなしくしてるつもりだ。


「そんなこと知ったことじゃないわ。私の方から婚約破棄申し出てあげますもの。セイヴァン様と結婚なんてお断りだわ」


 レインがふんっと髪をなびかせて言う。レインが味方になってくれるのが心強い。


「レイン嬢がそういうならいいんじゃない?」

「応援するよ、2人のこと」


 ベンとサムスが私たちを見て笑う。このメンバーがいれば、最強だと思った。


「パーティーに呼んでくれたの嬉しいし」

「ああ、大々的には出来ないからな」


 今日は私たちだけの婚約パーティーで、風船は私とリリーとレインで飾りつけしたもの。


「私はお姉様が2人も出来て嬉しいですわ」

「ありがとうね、リリー」


 リリーが持っていたブーケを私に渡してくれる。ささやかとはいえ、公爵家のパーティーは現代のものよりも豪華で、本当の結婚式みたいだった。白いドレスを着て、セイヴァンの隣で食事をして。プロの演奏を聴いてみんなとしゃべる。こんな幸せな日があっていいのかと、感動して泣いた。


「セイヴァン」

「どうした?マイ」


 私はセイヴァンを見上げる。セイヴァンは微笑んで、私を見つめた。


「今すごく幸せなの。ありがとう」

「こちらこそ」


 私の頬を撫でてセイヴァンが言う。


「これからももっと幸せにする」

「うん。私も」


 この世界に来てよかった。セイヴァンと出会えてよかった。回復したレビウスが誓いの言葉を読んでくれる。


「「誓います」」


 セイヴァンと声を揃えて、顔を見て笑った。


「「「キース、キース、キース」」」


 ミンハルたちが盛り上がって手を叩く。恥ずかしくてきょろきょろとみんなを見ると、リリーもレインも拍手して見守っていた。俯くとセイヴァンの手が私の頬に触れる。顔を上げられて、セイヴァンが私にキスをした。とろけるように甘いキスにうっとりする。セイヴァンの唇が離れると寂しくて、セイヴァンを見上げる。


「そんな顔をするな」


 セイヴァンが優しく笑って、私の腰に手を回した。


「大好きだよ、セイヴァン」

「ああ、俺も」


 セイヴァンが額にキスをして、鼻をくっつける。


「愛してる、マイ」


 この幸せが永遠に続くことを、私は願ってる。


 ~Fin~

ここまで読んでいただき、誠にありがとうございました。新作推しの婚約者も投稿始めているので、読んでいただけると幸いです。よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ