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キミの描いた恋

作者: Soraきた

キミの描いた夏の絵は

あとから聞いたら

そうではなかったこと

最初はね、夏の終わりをテーマに

描きたかったけど

なんとなく、描いているうちに

さみしくなってしまって

それならと

青を基調とした明るい色にしたんだと


ちょうどその頃

僕たちは恋に悩んでいた頃

なぐさめあって

語りあって

なにか見つかるだろうと思ってたけど

結局のところ

お互い、

何も見つからなかった


いま、僕が描くとしたら、

絵の才能もまったくない僕が

描くとしたら

まずはキミが描きたかっただろう、

空色を描くのだろう


薄くなってしまって

うまく色が出せないのは

画帖にポツンと落ちた自然現象のせい

苦い思い出がよみがえる

何が足りなかったんだろう

涙で薄くなるくらいなら

もっと濃い色が必要だったかな・・


僕のため息は

放射状に

夏の終わりの空の中で

白い雲を勝手に描いていく


いつも読んでいただき、ありがとうございます

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