表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/51

村の防衛整備

【村の防衛整備】


 村の防衛整備に関しては、魔道具だけにとどまらない。

 むしろ、土魔法を発現したものが主体となる。


 最初に行ったのは、村を囲う外壁の強化だ。

 獣人村の立地は森が近い。

 森は恵みも与えてくれるが、

 常時スタンピードの恐怖がつきまとう。


 スタンピードは、森の魔素濃度が濃くなり、

 魔物が異常発生する現象だ。

 魔素が森の周囲にも蔓延して、

 やがて魔物の大暴走が起こる。


 獣人村もたびたびスタンピードに襲われており、

 そのため、村の周囲には強固な外壁が張り巡らされている。



 まず、既存の外壁に土魔法を使えるものたちが

 土魔法をかけていく。

 ・外壁をより大きくする。

 ・外壁を固める。

 ・外壁の周囲に堀をほる。



 そして、ここからが魔道具師の出番である。

 外壁に防御魔法を張り巡らすのだが、

 これに魔道具を活用するのだ。


 当然であるが、防御魔法は魔力を使う。

 永続的に掛け続けるには、魔力の補充が必要だ。


 通常は、魔導師が定期的に魔法を掛けていく。

 1日になんども掛けることになり、

 防御・結界魔法を所有する術師は大変重宝される。

 当然、地位も高く、収入も高い。



 ここ、獣人村ではその魔法を魔道具が行い、

 エルランドの作り出した魔石を交換することで、

 永続的な効果を作り出す。


 しかも、エルランドの作り出す魔石は質が最高峰で、

 大きさも自由自在だ。


 ちなみに、拳大の魔石は

 相当上位種の魔物からしか手に入らない。

 1個数百万p或いはそれ以上で取引がなされる。


 それが獣人村では使い放題だ。

 エルランドの手によれば、

 10分程度で作れてしまうからだ。


 もっとも、魔素の濃い場所で作る必要がある。

 通常の居住区だと1時間以上かかる。


 この大きさのエルランド魔石のお陰で、

 最高クラスの防御・結界魔法が1ヶ月ほど保つ。


 この魔法を破れる魔物がいるとしたら、

 それは天災クラスだ。

 国が滅ぶレベルの魔物ということになる。

 そういう存在は神話の世界にしかいない。


 つまり、事実上無敵の防御魔法が

 村の周囲にかかっている。


 一度、村総出で村の外壁に攻撃をしかけてみた。


『うひゃ、傷一つつかねえ』


『あんたのヒョロヒョロ火魔法じゃダメよ』


『何いってんだよ。お前だって、そよ風魔法じゃねえか』


『イテテ!クソっ、骨が折れちまった』


 獣人らしく、パンチやキックを繰り出すものもいた。

 しかし、ほうぼうで負傷者が出る始末であった。


『こりゃ、スタンピードも怖くないねえ』


『人族の軍隊がきてもいけるかもね』


 なにやら不穏なことを言うものまで出てきた。

 しかし、誰もが密かに自信を持ったことは確かであった。

 獣人は誰もが人族支配者への敵愾心を隠し持っているのだ。



【住居の強化】


 次に、住居だ。

 獣人族の住居は、土を固めたものか、

 板を貼り付けた程度である。

 防御性はかなり低い。


 そこで、土魔法により強固な家を作り始めた。

 土地が狭いので、家は2~3階建てとかになった。


 中には5階建てなどという建物もできた。

 村の公共会館であり、避難所と物見塔を兼ねていた。

 地下には広い避難スペースと保存庫を作った。


 肉の熟成室はみんなが持つようになったが、

 さらに地下室を広げて、いざというときの緊急室とした。



ブックマーク、ポイント、感想、大変ありがとうございます。

励みになりますm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ