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獣人族の教会 新人類教会

【獣人族の教会 新人類教会】


 獣人村にも教会がある。

 しかし、人族の教会とは系統が違う。

 その名を新人類教会という。


 新人類教会は、伝統的に龍人族が勤めている。

 龍人族は昔から獣人族のリーダー的存在であったようだが、

 龍人が宗教的な存在になるのは収まりよく見えるからという。



 新人類教会の教義の一つは、人族、獣人、亜人の平等。

 もともと獣人族には種族間の差別は見られない。

 今では信じられないが、

 人族への差別を戒めたものだと言われている。

 昔、人族が力の劣る下等種とされていたからだ。


 この教義のもとになったのは、

 世界平等会議と呼ばれている会合決議がもとになっている。


 人族二人、エルフ、ドワーフ、龍族、狼族、羊族の代表

 が議会を開催。

 人類平等の決議を行ったのだ。


 だが、人族ではそんな話は出て来ない。

 人族が亜人・獣人族を成敗したと教わる。


 どちらが正しいのか。



 教会で教義を説くのは、男ならファーザ。女ならマザー。

 それ以外の称号はない。

 伝道師に上下はないのだ。


 伝統的に龍族が伝道師となる。

 龍だからといって、龍に変身するわけではない。

 火を吐くわけでもない。

 ただ、身体能力は馬鹿げている。


 伝道師といえども、狩りをする。

 狩りは狩猟族の基本的な習慣だ。

 体の動かせないもの以外は全員が行っている。


 龍族の狩猟スキルは格闘術である。

 いや、術と呼んでいいのか。

 力が恐ろしく強いのだ。

 何しろ、熊相手に素手で倒してしまう。


 魔法は使えないが、龍人は福音の光というスキルを持つ。

 人々の気持ちを穏やかにするスキルだ。

 これがあるからこそ、龍人は伝道師をしているともいえる。


 全体として、新人類教会は清淨な雰囲気が漂う。

 これは人族の教会でも同種の雰囲気を感じる。

 しかし、人族は教会上層部になるほど肉食系の獰猛さを

 隠しきれない、と言われている。



 さて、教会の1日をみてみよう。


 朝6時に起床。

 朝のお祈りをする。

 お祈りといっても、朗読ではなく歌になっている。

 楽器の伴奏つきだ。


 お祈りは、10時ごろ、3時ごろ、夕方、就寝前の

 合計5回行われる。


 朝7時に朝食。

 その後は村民の相談ごとにのったり、

 狩猟にでかけたり、お祈りの練習や創作をしたりする。



 日曜日にはミサを行う。

 ミサといっても、音楽を流したり、みんなで踊ったりする。

 祭りといったほうがいい。


 獣人村は比較的裕福で食べることにはあまり苦労がない。

 余剰時間が多く、芸能をする人が多い。


 修練の結果をミサで披露する。

 だから、ミサ会場は村人全員が収納できる村一番の建物だ。


 簡単な立食と酒類も出る。

 酔っ払う人が多いが暴れる人は滅多にいない。

 伝道師たるファーザやマザーの折檻がまっているからだ。

 身体能力の高い獣人族の間でも獣人の力は飛び抜けている。



 ルーランドたちもミサに出場することを請われたが、

 恥ずかしさが先にたってしまう。

 獣人族は人前で歌うことに全くテレがない。

 非常に陽気な人達だ。


 ただ、ハンスだけは度々歌声を披露するようになった。

 なかなか上手い。


 彼は10代のころは吟遊詩人になりたかったのだという。

 リュートと呼ばれる楽器を器用に扱っている。

 創作曲も結構な数があるようだ。



ブックマーク、ポイント、感想、大変ありがとうございます。

励みになりますm(_ _)m

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