1話
今日はわたしの6歳の誕生日。
今日はお母さんとお父さんがパーティーをしてくれるらしい
お母さんとお父さんがパーティーの準備をしていてすることがなく暇だから庭に出て遊んで待っていよう。
「お母さん!お庭で遊んでるね」
「わかったわ!準備できたら呼ぶからお庭から出ちゃだめよ」
「はーい」
お庭に出たら知らないお兄さんがいた。
知らない人がいてどうしようと戸惑っているとお兄さんはわたしの頭に手をのせた。
「今日は君の誕生日だそうだな」
「・・・?うん。そうだよ!お兄さんは誰?」
「俺?俺はユーリ。君のお母さんとお父さんの知り合いさ。今日は君が誕生日だと聞いてな、プレゼントをあげに来たんだ。」
といってにこりと笑い、わたしの頭を撫でた。少し恥ずかしいな
そんな話をしているとお母さんがわたしを呼びに来た。
「シルヴァ。準備できたよー!」
「あ!お母さん!このお兄さんがお祝いに来てくれたんだって!」
といいお母さんに近づこうとしたら、ユーリお兄さんに手を引かれた。お母さんは青ざめていた。
「久しぶりだな。調子はどうだ?あのときの傷は癒えたか?」
「あんたは・・・なんで・・・!私の子を離しなさい!!!」
わたしは何が何だかわからずぼうっと立っていた。そしたらユーリお兄さんさんがわたしに防御魔法をかけ、わたしを遠ざけた。
それを見たお母さんは少しだけ安心した顔をしてお兄さんをキッと睨みつけた。
「なんであんたがいるのよ!」
「そんなの生き返ったからに決まっているだろう。といってもあの時完全に死んでいたわけじゃないし、完全に死なせたいのならそこら辺にいる魔物にでも食わせとくんだったな?」
お兄さんは笑いながら言う。
「それなら今度こそそうしてあげるわ。」
そういいお母さんはお兄さんに攻撃を仕掛けた。
庭が騒がしいことに気付きお父さんが出てきた。
お兄さんを見たお父さんもお母さんと同じように青ざめた顔をしてすぐに攻撃を始めた。
「おいおい。いいのか?子供の前で」
お父さんとお母さんの攻撃を避けながらそう言った。
「黙れ!なぜ!!なぜ来た!!なんで今日に!!!!!!!」
「今日だからだよ。お前らの子供にプレゼントをあげに、な。・・・そろそろ避けるだけじゃつまらないな。・・・始めようか」
お兄さんはにやりと笑い、数十もの魔法を出しお母さんとお父さんにめがけて放った。
それからお母さんとお父さんが倒れるまでそう時間はかからなかった。
ユーリお兄さんは笑いながらお母さんとお父さんを攻撃し続け、二人は防御しながらも戦い続けていた。
だけど、お母さんとお父さんは数分で倒れてしまった。
「シ、ルヴァ、、、に、げて」
「はやく、にげ」
「よっと・・・いやぁ、やっと死んだよ。」
お兄さんがお母さんとお父さんにナイフを突き刺した。
わたしは怖くて動けなくなっていた。
「お前への誕生日プレゼントができた。両親の死。ひどく心に残るプレゼントだろう?」
「なんで、なんでお母さんとお父さんを、なんで!!」
「理由?理由かぁ。暇だから知っている奴のとこに来ただけかな?ちょうどいいイベントやってたしなあ。」
それだけ?そんな理由で??
「そんな、そんな理由で?ゆるさ、ない。許さない。許さない」
「俺が憎いか?殺したい?だったらもっと強くなって俺のところまで復讐しにくればいい。お前なら強くなれるだろう。あいつらの子供のお前ならな。」
とてもいい笑顔でそいつは言った。
「お前は、」
「俺?俺はな」
「 魔王だ 」
読んでいただきありがとうございます!
本作品は前回投稿していた世界に見放された少女のリメイク版となります。
更新日前日にTwitterにて更新のお知らせします。(@maho_tadano)
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