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未来〜最悪から最高へ〜  作者: キルノイド
3/12

第2話 天からの派遣者

午前中の授業が全て終わった後の昼休み、私は一人屋上で弁当を食べながら、空を見上げていた。


「はぁ……なんでこんな所に来ちゃったんだろ……」


ボソリと呟く独り言は、誰の耳にも届くことなく塵となって消えてゆく。小学生の時に夢見ていた高校生活とはまるで違っていた。

夢と現はやはり違うものなんだなと、改めて思い知らされた。今の私には、そんなのもうどうでもいいけど。

そんな事を考えながら、いつものようにぼーっとしていると、どこかから聞き慣れた声が聞こえてきた。すると、屋上に繋がる扉が開かれそこには予想した通り、麗が居た。


「やっぱり居た」


麗はそう言いながら私の隣へやって来て座った。


「何の用?」


私がそう聞くと麗はにっこり笑って、


「今日はいつもより不機嫌だね。昨日よりも退屈なのかな?」


と、私の質問を無視して尋ねてきた。


「そうだけど何?それが聞きたかっただけ?」

「ううん、一緒にお昼食べようと思って」


麗は持って来た手提げ袋から弁当の袋を取り出し、膝の上に広げて食べ始めた。

彼の弁当はいつも色とりどりのものが入っていて美味しそうだ。

麗の弁当を横目で見ていると、麗が話かけてきた。


「ねぇ光、そんなに毎日つまらないの?」


おかずを頬張りながら聞いてくる。


「えぇそうよ、つまらない。それが何?」

「へぇ、つまらないのか……僕が居てもつまらないの?」


その質問を聞いて、私は一瞬喉を詰まらせた。

そんな事聞かれるとは思っていなかった。

私はゴホゴホと咳をしながら、麗に向き直った。


「なんでそんな事聞くの……?返答に困るでしょ……」


私はお茶をガブ飲みして喉の違和感を消した後、弁当を片付けて立ち上がった。


「もう行くの?僕、ここに来たばかりなのに」

「もちろん、これから図書室に行くから。早く行かないと、授業始まっちゃうし」


私は麗を置いてスタスタと歩き始めた。すると突然、どこからが声が聞こえてきた。


「すみません、あの、届いてますか?私の声」

「えっ……誰……?」


麗は聞こえていないのか、周りを見回す私を見て首を傾げている。


「麗……あなたは聞こえないの?」

「何が……?」


やっぱり、麗には聞こえていないようだ。質問の意図が分からないと、怪訝な顔をしている。


「……あなた、何者なの……」


私は声の主に尋ねた。


「私ですか……?私は死後の世界の人間……あなた達で言う、天人ってやつですかね?」


そう言いながら天人は、私の背後へ突然現れた。



なんだか、話が進むに連れてゴタゴタして行ってる気がする……分かりにくかったら申し訳ありません…

読者様が読みやすく、わかりやすい小説を作れるように努力致します……。

アドバイス、絶賛募集中ですので、是非ともよろしくお願いします。

次の更新はまたまた水曜日です(来週かは不明)

それではまた!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 会話が挟まれているのと、話し手が誰か分かりやすく有りながら、同じ語句を使わない点や、行為で次の話し手を表す点がとても読みやすいと思いました。 [気になる点] 少し、ストーリー展開の「起」が…
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