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未来〜最悪から最高へ〜  作者: キルノイド
2/12

第1話 退屈

退屈だ。日々の毎日をこう思うようになったのはいつ頃からだろうか。最近はそんなことばかり考えている。

教室では今、大勢のクラスメイトが友達と楽しそうに喋っている。そんな景色を見て私は、1人ため息をついていた。


「ため息なんかついて、どうかした?」


そう話しかけてきたのは、私の幼馴染の麗だ。

正確には幼馴染であり、私の唯一の友達だ。

何故かと言うと、私は入学してからずっと、クラスで浮いているからだ。友達と呼べる人なんて、麗以外にはクラスに1人も居ない。だから、一番気軽に話せるのは彼しか居ないのだ。


「別に……いつもの通り、退屈なだけ」


「そっか。まぁ、そんな感じはしたよ」


麗はそう言って、私の前の空いた席に腰掛ける。


「さっきの数学の問題、わかった?」


麗が言う。


「はぁ……私、数学が恐ろしいくらいにできないこと知ってるでしょ?」


「うん、知ってるよ。だから聞いたのさ」


麗は悪戯っぽく笑う。


「できなかったの分かってるくせに、何のつもりよ……」


私は呆れたように呟く。すると麗は、


「ごめんごめん、ちょっとした悪戯心で」


と笑いながら言った。


「あ、そろそろ先生来るから、席に戻るね」


麗はスタスタと自分の席に向かって歩いた。

私は窓の外を見る。私の席から見える景色は、緑が多い。

車の通る音や、鳥の鳴き声、風の音なんかが聞こえてくる。そんな自然の音に、今日も耳を傾けながらぼーっと外を眺めた。


「はぁ……面倒……早く帰りたい……」


そんなことを言っていたらチャイムが鳴り、授業が始まった。



更新遅くなってごめんなさい!

水曜日に投稿しようと思っているので、次回はまた来週です!

サブタイトル、決めるの、難しかった……

アドバイスとかあればよろしくお願いします

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