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うちゅう人の独り言 給湯室にて

女性のおしゃべりって、活力の源よね。

立ち話でもチョットの意見交換でも、その後の仕事の捗り具合が、段違いです。

会社での聖域と言えば、給湯室のおしゃべりたいむ

 

 ---後日---

 

 給湯室にて、「麗子、お酒の席にあれは、連れて行けないよね」


 おじ様(真盛)のためのお茶を用意しながら、「でも、ヒロミあれがいないと、話弾まないよ」


 足元にすがり付く、白衣の天使(この会社には、保険医が居ます。)「私も連れてってよぉ」


 正当な言い分の様な、「みっちゃん、外見は子供、お酒は、まずいでしょ」


 お姉さまたちの登場「ふうっと、一服」、徐にポケットより取り出しました。

 

 たばこ・・・今の時代、煙草は、無い。


 【嗜好品、[煙草、マジックマッシュルーム]は、既になく、お酒のみ】

 

 休憩と言えば、文庫本【活字中毒症かつじちゅうどくしょう】2行以上15行以下。

 

 あっと言う間の時間つぶし、暇つぶし。


 「読み過ぎは、体に毒ですよ」と、言っては、見たものの、手から文庫本が、外せないわたし。


 そんなこんなしている内に、「お茶まだ?」の声が、「少しお待ちください、只今御持ち致します」

 

 木製の丸盆に、おしぼりと、専用の湯のみ茶碗とおてしょに少量の香の物、「すみません、遅れました」と、謝罪を込めて、おじ様の前に差し出す。


 「今日の香の物は、青菜漬せいさいづけわたしの故郷のお漬物です」


 「おお、なかなか良い歯応え、う~ん丁度良い塩加減、んっ、かっ、から~い」


 「そこが、良いのです、この辛さが無ければ、青菜漬せいさいづけでは、無いのです」


 お茶をすすりながら、「これは、ご飯に合うね」と、微笑み返し。


 満面の笑顔で、「はい、今度は、夕食でもご一緒に」お盆を持って、お辞儀一つ、給湯室へ。


 ---給湯室にて---

 

 「やったわ、今日はちゃんと言えた」微笑みが効いたのか、満面の笑み

 

 「それで、今日の宴は、どうするの?」夜のお酒に付き合うつもりの白衣の天使


 「で、みっちゃんいつまで、此処に居る、医務室に戻らないのか?」と麗子。


 「誰も来ないのに、みんな此処に居るし、何かあったら、すぐに行けるし、此処に医務室移そうかな」


 「だめ~っ、此処は、神聖な給湯室、青菜漬が、薬品臭く成ります」

 

 「隣にスペースがあるから、其処でも良いのだが」と、隣の仮眠室を指で指す。


 「そこも、神聖な場所、仮眠室です、疲れた、おじさまの別荘です」


 「その隣は、あまり使わないミーティング室、其処なら良いのではないか」


 「それって、私たちに言ってもしょうがないのじゃないの」

 

 人差し指を顎に付けて、ふと考えて、「それもそうか、上司に聞いてくる」って、行ってしまった。


 「それで、今日の宴だけど・・・」「それでも、そこに続く?」

 

 




文庫本、スマホ、活字中毒者にとっては、無くては為らないアイテム

どっちかが、必ずポケットに入っていたりする。

文庫本、実体する本なだけに、貯まる貯まる、時々読み返すから、取っておいてあるけど、1ルームマンション位貯まったかも。

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