うちゅう人の独り言 会社 同僚 たまには、まじめにおしごと?
あれから、幾つの時が超えたのやら、九月って、夏は、何処、夏コミは、何処って、中止、聞いてないよ。
体調が不安定、眼が見え辛く、右手に麻痺、指うちの限界か、と、云う事も楽しみの一つとして、まだ生きています。
真面目にお仕事の内容も伝えようと、考えてみましたが、案の定こうなりました。
そろそろ、色々な物語を集めて一本化して行きたいと思いまして、【会社 同僚】編にて、先ずは、一つ、のちにもう一つと、繋いで行こうと思います。
では、ご賞味くださいませ。
おしごと、本の内容を現実世界で、見たり聞いたり、登場人物と会話したりする事が出来る、システムの開発と運用、瀧路先輩の尻拭いなのかな。
「拡張幻日ですよ、かくちょう幻日?」
「拡張現実の間違いでは、無いのですか」
「そう、現実空間に情報を付与すると言う事ですよ」
「あれ、先輩方、幻日じゃないんですか、幻ですよねぇ」
「使用したい、本の内容を現実の空間上で、情報端末をあたかも傍に存在する様に映し出す技術です」
「すごい技術じゃないですか、幻じゃないんですね」
「当たり前でしょ、これは、遊びじゃないの、仕事なのよ、サラリーなのよ、給料取りなのよっ」
そう言うと、後輩ちゃんのお尻あたりをやさしくなでる。
「ひゃぁ、何するんですか、普通気合を入れる時は、腰のあたりをやさしめに、パンとたたきますよね、麗子先輩は、何時も撫で回すか、触りまくりますけど」
「後輩ちゃんを叩くなんて、そんな事、あたしは出来ないっ」
ペロッと、下を出しながら、片眼をつむってニッコリ。
「そういえば、ロミ聞いた、瀧路先輩ってば、卒業した高校にヒロイックファンタジー部ってのを創ったんだって、それで、この技術提供と、人体実験をしているのだそうよ」
「なんで、捕まらないのかしら、異常者よね、通報良いかしら」
すました顔で、目の前のパソコンのカーソルを外部通信に選択する。
「押しちゃだめぇ、状況証拠が少なすぎるわ、もっと、資料を集めてからしないと、実験に使われている、モルモットさんたちにも悪いでしょう、たぶん、死ぬ事は無いでしょうから…ケガは、有るよね、大怪我じゃないと良いわね」
「女子高でしょ、怪我したら、親御さんにどう言い訳するの、企業の技術提供ですって、言えないでしょ、如何するのよ、実盛のおじ様にも、相談しては、・・・、いけないのよね」
「それは、後々にというか、あっ、後輩ちゃん今のやり取り、連絡してる?」
すでに、内線電話で、誰かと話をしている、後輩ちゃん。
「はいっ、そうです、・・・、はい、では、そのように、先輩方に伝えます」
チン、と、受話器を置いて、にっこり微笑んで、顔と身体をこちら側に向ける、後輩ちゃん。
「いまの、聞いてました?、・・・、部長室に来て状況説明をして下さい、との事でした」
「ちっ、素早いな、後輩ちゃん、止めるの忘れてたのも、あたいが、悪いんだけど、それより先とは、【若さゆえの過ちか】なんて、言ってる状態じゃない、ロミも来て、あたいだけじゃ、心が持たない」
「あたしも通報しようとしてたから、後輩ちゃんといっしょだよ」
ロミは、一身上の都合で、前の学校に居られなくなって、件の高校に編入していたのです。
「あたしは、瀧路先輩にもあってないし、知らない人の事を如何言ったら良いかなんて、分らないよ」
「あたいを助けると思って、一緒に来てよぉ」
めずらしく低姿勢で、たのみごとをして来るので、つい絆されそうになる。
「ロミ先輩、絆されては、だめですよ、麗子先輩の仕事ですからご自分で、決着付けましょうよ」
少し悪い様な顔で、ほくそ笑みながら、麗子に言う。
「ふっ、仕方ないね、これは、貸しだからね、忘れないでよ」
あたしは、イスから立ち上がって、麗子のデスクの方に行く。
「だから、ロミは、大好きなんだ、今日は寝かせないからな」
腕が、折れる様な感じで、シェイクハンド、こっちも痛いんだって、分ってよ。
後ろから、両肩に手を置かれて、前に進ませられる、あたしは、部長の部屋のドアをノックする。
『どうぞ』っと、重低音の応来が、有った。
肝が冷える、怒っているような感じがする、恐る恐る、ドアを開ける。
「しっ、「しつれいします」」
ドアの向こうでは、部長が、パソコンのディスプレイとにらめっこしていた。
『先ほど、後輩君から、諸事情の事柄の連絡を受けたのだが、、、何処から、漏れたその話、こちらは、既に見聞きしているから、その話を外部には、しないで欲しい』
怒られると思っていたら、部長どころか、重役すら分かっている事であった、それよりも、情報漏えいとは、また、サスペンス、【穏やかじゃない】状況ですね。
「案外、本人だったりして・・・」
しれっとした、表情で、答える、麗子。
『瀧路君か』「瀧路先輩自身って事」
二人とも驚いた表情で、麗子の話を聞く、件の先輩殿は、色々と遣らかして繰れては、周りの人々が、状況を整理してくれるのを見ているのが、大好きという、困った性格の持ち主であるとか。
「やはり、通報しましょう、そのような危険人物を野放しでは、高校卒業生の汚点です、早急に確保、然るべき処への誘致が、妥当でしょう」
『いや、彼女は、この会社の重役でもあるし、筆頭株主様でも在るのだ、ぞんざいには出来ない』
「丸めて、屑籠にポイは、だめですか」
あたしの過激な発言にも部長さんは、丁寧に答えてくれた、流石^^♪
「麗子さんは、如何すれば良いと思いますか」
一応、部長の前なので、さん付で、麗子を呼んでみる。
一瞬、きょとんとした顔で、しかし、上司の目の前と云う事で、敬語だと言う事を踏まえてくれた。
「放置というより、高校の後輩に女史と言うモノがおります」
『モノですか、者ではなく、人間ですか、それとも機械ですか』
怪訝な表情で、麗子の次の発言を待っている。
「一応、人です、人間らしさは、ほんの少ししかないですけど」
『人ですか、人間ではないと、それは、ヒロミさんと同じ人種と言う事ですか』
あたしの方を向いて、麗子に話しかける。
あたしの事、知っていたんだ、部長・・・しられていたのね。
「すん、すん、そっ・・・」
涙が、止まりません、鼻からあふれ出る事もなく、眼頭から只々、流れる涙、・・・急いで、ハンカチで、眼を抑える。
『何だ、知らないと思っていたのか、君の父上からよろしく頼むっと、伝えられて居たのだがな、君の父上と私の兄は、同級生で、昔から、親戚扱いの様にして頂いて居たのだがな、そういえば、君とは、この会社に入るまで、会っていなかったな、すまぬ、別段責めている訳では無いから、そう泣かないでくれたまえ』
親戚づきあいって、あたいが知っている人間で、父の親友と言えば、総務省の官僚さんとか、財務局長さん、県の出納長さんとか、銀行の頭取さん位だね、その中に居ないとすれば、父の所属していた部隊関係者かな、あんまり、突っ込んで聞けない、これは、あたいの胸の中に締まってしましましょう。
「突然の事で、取り乱してしまい、お話の腰を折って、すみません」
深々と頭を下げる。
「気にしなければ、良いんじゃない、それよりも、源幸行って、言うモノですが、彼女であれば、色々と制御できると思いますけどね、周りにも色々居ますから」
麗子は、先程の事等何も無い様にあっけらかんとして、答える。
「よしゆきじゃなくて、さちこ、変わっているなんて言うより、源家って、貴族様なの」
身だしなみを整え、麗子に話しかける。
『源幸行君って、あの源家のご息女かい』
部長も、身を乗り出して、話に加わる。
「このか、どのか、そのかは、分かりませんが、あれが、源幸行です」
そう言って、ブラインドを開けて、目の前の高等学校のグランドで、一生懸命走っている、胸の大きな女の子を指さします、そして、重そうな胸を見て、「後ろから支えてあげたい」と、麗子はつぶやきました。
『すごいな、あれが、包容力の源か』
「部長其れは、セクハラです、訂正してください」
ヒロミは、真面目に言った。
『何を言っている、胸の事ではないぞ、周りをよく見ろ、周りの者既に競技を終えて、クールダウンして居る者ですら、助けてあげようかと、腰をうかせられる、あれが、包容力だ』
部長の力説、力が入りまくり、正当化されるべき案件であると。
「だね、ヒロミさんの負け、確かに変な意味で取られることが、多いですが、胸の大きさにも人を蓄える事が出来ると言う、そういう包容力も有るけど、色々な人が、携わって作り上げる事が出来る、それも合作ではあるけれど、包容力と言えますね」
麗子に敗北者宣言を突き付けられたが、そう、酷くも無いので、ヨシとしよう。
□◇ ◇□
貸し借りの話は、時々出るが、どのように、返すかと言うと、殆んど、ベッドでのスキンシップですね、今日の疲れを取るマッサージとか、愛撫とか、明日に疲れを残さない様に、その、・・・スキンシップですよ。
□◇ ◇□ 本題に戻ります。
『源幸行さんを情報漏えいブレーカーとします、意義は、無いですね』
「「まったく、有りません、早めにその様に体制を整えましょう」ね」
部長の意見に二人そろって、同意する、大きく頷く。
遅くなりましたが、色々なモノが、そろそろ繋がってきます。
次回の予定内容は、【ヒロイックファンタジー部】との絡みですね。
あそこにも似た様な者が、居りますので、退屈は、無いかと、思います。
追伸、ホッカホッカごはんに正露丸を三粒載せて、キンキンに冷えたコーラをかけて食べると、意外にうまい【夏の定番、ギャグ飯】ホントにうまいよ、ただし、私の意見だけど。