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むかし、ムカシ、あるところに、いた話

うまくいったら、良いのになぁ、中々うまくいかないなぁ~、うまくいったら楽しいのになぁ~、中々うまくいかないから、世の中は面白いんだよ。【心理だなぁ~】


 私には、複数の重なった時代の記憶がある、ひとつは、女の子13歳ぐらいかな、藁で、編んだ布(大判のバスタオル位の大きさ)の真ん中から頭をだして、腰でベルトのように藁で紐を作って、きゅっと結んで、足元は素足、土の温かさが、分かる。


 小型の石器刀を左手に握って、稲の穂を掴んで、手首を返して、切り取る、腰に有る、藁で編んだ袋に入れていく。


 大分貯まった処で、今度は、稲を掘り起こして、束にして、年長者に持って行ってもらう。


土塁で、囲われている場所、ここが、家(雨曝ではない)大きなカヤノキの下に木の皮の屋根、竹垣の壁

中には、鱗木の皮をいっぱい入れた、かまどがあって、その隣に石刀が、きれいに並べてあって、石のまな板のようなもの、上には川魚3匹、石胡桃(固いんだよね)夕食は、母が作ってくれる。


 ここで、旦那が、わたしの腕をつかむ、引き倒しながら、首筋に口をもってくる。


 顎に心地よいひげの感じ、体の芯から、もそわもそわって、気持ちの良い心地がしてくる。


 でも、旦那だけじゃないのよね、まだ、小さい乳飲み子もいるの、「まんま、まんま」って、胸に吸い付いてくる、一瞬フッと、言う感じがして、現代に戻される。



 □  □



「ひろみ何時まで、寝て居るの、学校遅れるわよ」


 台所から、朝食が出来た早く支度して、降りて来なさいの母の呼ぶ声で、目が覚める。


「たまごと梅干は、付いてるよね」


 わたしは、昼食の献立と作成を母に頼んでいた。


 ずぼらな性格で、すみません、お母様感謝は、しているのよ、まぁ、そのときだけだけど。


 このプロポーションを保つためにも、毎日のたまごと梅干〈祖母の自慢の一品〉と、その他。


 「お父さんが、取りに言って来てくれたわよ、少しは、お父さんにも感謝しなさいよ」


 「え~っ、だって、お父さんって言っても今は、12歳しか違わないし、あんな若いのお父さんなんて、呼べないよ」

 「それでも、お父さんでしょ、前のお父さんの親友だったんだもの、いつも来ていたじゃない」


 本当のちちは、五年前に自動車事故で、行方知れずに多分転移したんだわ、どこかの世界に違いない。

 だって、その事故って、トンネルの中央付近で、起こったのよ223名の死傷者、父は、観光バスの運転手さん、勤務状況は、真面目安全運転第一の中間管理職、安全運転管理者だったの。

 

 その日は、私が、ぐずって、「ち~ぃち今日は、会社休んで」なんて、泣きながら、言っていたらしいの、根拠も無いのにね、でも、次の日、私の誕生日に成っても、ちちは帰ってこなかった。


 霊感は、在ったんだと思う、それを正確に分析できる祖母は、その半年前に老衰で亡く成って居たの。


 うちの家系は、神道系の家系で、私も小さい時に別の世界に転移した事が、在ったの。


 ご先祖様のセイにしたら、祖母からめぐり廻って、自分の元の身体がした事だよと、諭された。


 そうよ、そんなこと私に言われたって、分かるはずないじゃない、普通は、でも、私には、幾多のご先祖らしき者が、憑いているのよ、ハッキリ見えるのは7人程(うしろの○ゃ○○郎じゃないけどね)


 前に転移したとき、教えて貰ったわ、元の世界に戻れたのも彼らの力だったから、ちちの事たのんでみたけど、ちちは戻って来ない。


 


 「ひ・ろ・み、新鮮なたまごだから今日の昼食期待しろな、一番でっかいの持ってきたから食いごたえ有っがらよ」


 「それで、なんのたまご持って来たの、返して来なさい、可哀想でしょ、あの鳥は、一生に2度しか生まないのよ、絶滅危惧種じゃないの、それにもしかしたら、ご先祖様かも」


 大きなたまごを両手で抱えて、縁側まで持って来たけど、あれは、ハンマーや、掘削機を使っても割れない、多分地上で一番硬い(かたい)たまご、スチームドラゴンバードのたまご。

 高い高度から落としても割れなかったって、ちちが、言ってた。【落とした事有るんだね、流石、非常識男、紫炎さんの親友】


 あっ、うちのちちの名前は、フルネームで、鏑咲紫煙かぶらざきしえんと言います、私は、鏑咲ひろみです、今日14歳に成った一応普通の女の子です、よろしくおねがいします。


 私の親友は、源幸行みなもとのさちこ【腐女子予備軍】、悪友の囃麗はやしれい【とりま】、瀧路たきみち先輩【腐女子】です、取りあえずこんな処かな。


 非常識男、紫炎しえんさんは、苗字が無かったのですが、ちちと同じ発音だった事で、知り合いから親友、マブダチまで、昇格したとか、苗字は、何処かに落として来たとか生前ちちが、よく言っていました。


 「ドラは、何処に行ったの、スチームドラゴンバードのたまご返しに行って貰いたかったのに」


 ドラは、うちのペットです。


 種別は、聞かないで、うちの裏山に居ます、祖母が、契約と言うか、餌付けしました。


 毎朝、前日に出た、よごれを与えに行きます。


 よごれとは、澱みに溜まった霧の様なモノです、専用の袋に吸い込み、持って行くのです。



 

 




 



ひとそれぞれ、同じ人はいない、何を持って、平均の人って、言うんだろう。

『普通の人じゃない』、『人相は同じだけど、身体の作りが違う』「でも、普通の人って居ないんでしょ。」『平均の人は、あなた以外の人を指すのよ。』言われ続けて、此処まで来て、逃げようが無いので、厨二病再発症者と云う事ですね。


楽しい日々を思い出しながら、ちょこちょこ打ち込んで生き(身体的に無理がらるので)ます。


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