ガクブル……俺は勘違いをしていたようだ Ver.2
私の勘違い話その2。
『町』と『街』の違いを皆さんご存じだろうか、どちらも同じ『まち』ですよね。
私は以下のような勘違いをしていました。
規模 : 町 < 街
発展 : 田舎=町 都会=街
思い込みって怖いですね。
『町』と言うのは人が多く集まり住んでいる所だそうで、それに対して『街』は道路で囲まれた一区画だそうです。
ざっくり言うと町の中の一部が街なのだそうです。
「隣町へ行こう」、「A町、B町」は町。
「街に出て買い物をしよう」、「街の景色は」は街。
繁華街、商店街、住宅街、これらは町を構成する一区画を表します。
ただしこれも近年では同じ扱いになっているようで……
「隣街へ行こう」
「町に出て買い物をしよう」
これでも問題はないそうです。
え? 例が悪い、違いがわからない? ですよね私もそう思います。
そりゃ文脈で語の意味が変わるのですから。
おそらく視点と視野を含めると説明できるかもしれません。
主人公目線で見える範囲を描写するなら街ですね。
「この街はゴミ一つなく綺麗だ」
主人公が高台に立ち見下ろす風景は町でしょうね。
「この町の夜景は夜の星に負けないくらい綺麗だ」
町長の立場ならば町全体を語るので
「この町はゴミ一つなく綺麗だ」となるのではないかと。
些細な差かもしれませんが、見る人によってはオカシイと感じ取られるので、モノ書きなら注意するほうがいいのかも知れません。
ただし「次の街は、この田舎の町より大きいからな」なんて書くとおかしいのです。
近年『町=街』になったとは言え『町<街』ではないのです。
今書いている小説が田舎の村から出発した主人公が王都まで進むので、徐々に町の規模が大きくなる様子をどう表現しようか調べていて今回の件を知ったという訳です。
調べたついでにもう一点。
日本では村、町、市は規模によって呼び方を変えていますが海外では違うらしいです。
モチーフにする国によって違うので詳細は調べて下さいね。
私の小説はファンタジーなので、なぜか日本と同じだったと言い張りますけど。
ではでは、雑記失礼しました。