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あれは、月から舞い降りたウサギだったのかも知れん。

 

 桜の薄紅に捕まって、夢とうつつの狭間に迷いこんだ。

 風舞う花びらの中に、美しい女が居た。

 月灯りに照らされた髪は色が抜けた様に白く、(まばゆ)い程に光を照り返す。(おもて)も白く、ぼんやりとこちらを見るかおはどこかあどけなさを残していたが、己より年上の気がした。

 落ち着いた雰囲気がそう思わせたのかも知れない。

 だが、何より目を引いたのは、赤く輝く目だ。

 どきりとして一つ瞬きをすると、女は消えていた。

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