どうしてお米を研ぐときの最初の一回目はサッとするのかの件
「絵美ちゃんさ、お米研ぐ?お手伝いで。」
私たちは一つの机で向かい合ってお弁当を広げている。
「うん。研ぐときあるよ。」
「お米研ぐときの最初はさっと掻き回して、さっと水を捨てる、みたいにする?」
「うん。」
「これまでさァ、盲目的にそうしてたわけ。
二回目からは、ちょっと落ち着いて水を捨てる、みたいな。
――あれ、なんで一回目はサッと急がなきゃいけないのかなって。」
「考えたことなかった。」
絵美ちゃんはプチトマトのへたをとる。
「急がないと腐るのかな。違うかな。」
「例えばさ、一回目を、お釜いっぱいの水で一分くらい時間かけてかき回したらどうなるんだろう。」
「サッて感じじゃないね。」
「そう。明らかに『サッ』と感をなしでやるの。」
「ええ、どうなるんだろう。」
絵美ちゃんはご飯をお箸ですくいながら言う。
「めちゃくちゃまずくなるんじゃないのかな。
メカニズムはわかんないけど。」
「やっぱ、そうなのか。」
令嬢、冒険、現代など色々と執筆していますが、BL2つが来週完結します。
週末BLいかがでしょう☆
『【BL】終局の悪魔―俺を利用するはずの白髪高官が、なぜか俺の目を美しいと言ってくる―』
ドルチェ×フィーネ(左右固定)、冒頭から糖分高く、終盤に向けて身体接触も保証します。全51話、9月16日完結予定。
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