消しかすをこねたらなぜ黒くなるのかの件
「和佐ちゃん、練り消し作ったことある?」
「ある。今もなんとなく作っちゃわない?」
私は机の消しゴムをぐりぐりする。
絵美ちゃんは消しかすをうどんのように細く伸ばし始める。
「私ねぇ、白いままにしたいんだよ。ずっと。」
「練り消しを?え?白い練り消し作りたいの?」
私は、白いノートを消しゴムでこすって、白い消しかすを生み出してみる。
「こういうの?」
「そうそう。」
絵美ちゃんはその白い消しかすも細く伸ばしながら言う。
「でも、練っている間に黒くなってしまうんだよ。」
「確かに。こねると黒くなる成分でも入ってるのかな。」
「私はねえ、手垢がつくからだと推測しているんだよ。」
「え、鋭い。さすがじゃん。」
私は思わず自分の指を見る。
「指には見えない汚れがついていて、消しかすをこねると移っちゃうんだ。」
「うん……ほら、これももう黒い。」
「ホントだ。でもこれさ、こねたらビヨーンって伸びたら楽しいのにね。」
「そうそう。割れ方が犬の糞みたいだよねえ。」
令嬢、冒険、現代など色々と執筆していますが、BL2つが来週完結します。
週末BLいかがでしょう☆
『【BL】終局の悪魔―俺を利用するはずの白髪高官が、なぜか俺の目を美しいと言ってくる―』
ドルチェ×フィーネ(左右固定)全51話、9月16日完結予定。
この後7:50頃に公開します。エピソードタイトル「寝台へ行こう」。とうとう二人がここまで来ました。
https://ncode.syosetu.com/n4565ml/
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