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浦島太郎がどうしてああなったのか分からない件

「絵美ちゃん、浦島太郎ってさァ。」


「急な浦島太郎。」


「亀を助けたいい人じゃん。

乙姫にもてなされたから、楽しく過ごして、

おうちに帰ったらおじいさんって、悲劇過ぎん?」


「確かに。」


「亀をいじめてたら、なんかわかるじゃん。昔話謎過ぎる。」


「確かに。」


部活帰りの電車はそれほど人が多くない。

私たちは座ってしばらく外を見る。


「和佐ちゃん、()()()()()()じゃない。」


「いかのおすし……あれ、なんだっけ。防犯的なやつだっけ。」


「いかない、か……かわらない?乗らない、おとなをよぶ?すぐにげる、し……忘れたけど。」


「え?それ、浦島太郎、全部アウトじゃん。

亀について行ったし、亀に乗ったし、すぐ逃げなかったし。」


絵美ちゃんは八重歯を見せてフッフと笑う。


「歌は、明るいよねえ。

むっかしーむっかしーうらしまはー♪

たっすけった亀にーつれられてー♪」


「太郎!!!!」



『【BL】終局の悪魔―俺を利用するはずの白髪高官が、なぜか俺の目を美しいと言ってくる―』

ドルチェ×フィーネ(左右固定)、終盤に向けて身体接触も保証します。

全51話、9月16日完結予定。

https://ncode.syosetu.com/n4565ml/


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