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第9話〜ワープで帰還、現状確認〜

ステラ先生のワープでアトラス領に帰ってきた俺達、まあ、ステラ先生も居るんだが


『何でステラ先生まで居るんです?』


『帰りの足用ですね、この国でワープが使えるの私達王族位なものですし』


ついに王族である事隠さなくなったよこの人


『別に隠してる訳じゃないんですよ、皆話題に出さないだけで』


それ外圧かかってません?というかナチュラルに人の心読んでるんですが


『ふふ、ツルギ君は顔に出やすいですからね』


蠱惑的な笑みを浮かべるステラ先生を尻目に謁見の間に向かう


『そういやピア姉が居ない?』


『ピアは城門攻略中だって、さっきお父さんから念話来た』


ピア姉···ピア·アトラス·ランド、レイ姉と合わせて『双土姉妹』、『ランドのレイピア』とあだ名されるレイ姉と双子の姉妹(一応レイ姉が姉だがそこまで上下にこだわってないらしい)


『しかし、大熱量を誇るフレアと大質量のランドを持ってしても破れない城門ってなんだよ』


『さあねぇ、そこら辺はお父さんに聞いたらいいんじゃないかな』


そうこう話してるうちに玉座に着く···と、同時に開かれる扉と飛びついてくる大男


『おっかえりー!我が息子ー!』


『ええい、ひっつくな!バカ親父!まだ入学してから一ヶ月そこらしか経ってないのに呼び戻しやがって!』


そう、今こうやって俺に引っ付いて親バカっぷりを発揮してるのが、世間では『一焔大公』とあだ名され敬意と畏れを持って敬われている『グレイ·アトラス·フレア』その人である


『私のフレア公のイメージが···』


と、そこで脳破壊を食らってるステラ先生を横目に現状を確認する


『で、現状はどうなってんの?』


『あー、うむ、ゴホン···敵対蛮族がこの城が見える位置に一日で城を建てたのが始まりでな、最初はハリボテかと思って包囲攻撃をしたんだが、妙に硬いんだ、それこそ魔法使いが何人も居て多重に障壁をかけてるようでな』


『ふむ、城壁の破壊が割に合わなくなって城門破壊に切り替えたと』


『流石我が息子、そのとおり、で、ここからがおかしな話なんだが、その城門が妙にきらびやかでな最初は門だけ豪奢にしてあるから柔らかいかと思ったんだが···』


『親父の熱量でも燃えず溶けず、ピア姉の質量でも吹き飛ばせず···ってところか』


『うむ、とりあえず城壁の方に来てくれ、家族の中でも聡いお前なら何か分かるかもしれん』


そう言って脳破壊の衝撃から立ち直ってないステラ先生を置いて城壁に向かう

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