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第6話〜クラス対抗戦〜直前〜1回戦

女子生徒達と知り合ってから数ヶ月、担任からクラス対抗戦の代表を決めようとクラスのHRで提案された。


『皆、魔法の基本は出来てきたから1週間後に開催されるクラス対抗戦の代表を決めましょう、誰か立候補する人〜』


と、言われるが誰も手を挙げない


『ん?誰も立候補はいない?なら他薦で良いから誰が良いか決めてくれる?』


と言うとクラス全員の視線が俺に突き刺さった、おう、流石に圧倒されたんだが


『はい、では全会一致でツルギ君、クラス代表よろしくね』


と、俺の意見も聞かずに決まってしまった、いや、別に良いんだけどさ


と、言うやり取りがあったのが1週間前、で、現在クラス対抗戦の直前でござい


『おー、各クラスの代表の使う属性とか貼り出されてるね〜』


とお気楽そうにアルトが言う


『でもシングルはツルギ君しか居ないみたい、後は大体ダブルとかトリプルだ、あ、1人だけフォースがいる』


と、ベータが指した先の名前の下、使える属性を貼り出した表を見る。


『フレア、ウィンド、ランド、ライト···ねえ』


『名前は見なくて良いの?』


『ん?名前に興味無いしな、使ってくる属性が分かれば何とかなるし』


そう、この年代の生徒には悪いがぶっちゃけどうとでもなるのだ、こちらは大成しないとされてる『シングルアクア』、それだけで大体の相手はこちらを舐めてかかってきてくれる、その慢心が命取りってな


『第一回戦を開始する、ツルギ·アトラス、マカセ·ヌイ、両者会場へ』


そう、放送が流れた


『頑張って来てねツルギ君』


『負けないでね』


と、アルトとベータに背中を押され会場に向かう



〜試合会場〜

『青コーナー、初日のレクリエーションでダブルの生徒の心を折った事が記憶に新しい、一焰大公の息子でレイ先生の弟、ツルギ·アトラス!』


わー、わー、と客席がうるさい、その中には『引っ込めー!シングルアクアー!』とか『学年2大美少女独り占めしてんじゃねぇぞこらぁー!』とかなんかわけわからん罵詈雑言が聞こえる、いや、シングルアクアを舐めてる発言は良いにしてもアルトとベータに話しかけたけりゃ話しかけりゃ良いだろうに


と、客席からの罵詈雑言を聞き流してたら赤コーナーの相手の紹介聞き逃した、まあ、良いか


『試合、開始ー!!』


ドォーンと銅鑼が鳴る、さて、ルールのおさらいだ、ルールは単純、


『相手を気絶させるか場外に吹っ飛ばすかのどちらか、手段は問わない』


手段を問わないってのが良いね


相手はどうやらランドの魔法使いで必死に魔力を練り上げている、棒立ちで


『はぁ···』


溜息1つ、スッと手を腰の横に構え大きく一歩、周りから見たら瞬間移動してる様に見える程の踏み込みからの相手のガラ空きの腹に一発掌底、魔力を練り上げるのに夢中だった相手はモロに食らい場外まで吹っ飛ばされ場外負けプラス審判が確認したら失神もしていたので気絶のダブルパンチ、場内は一瞬で静かになった···いや、何人かヒソヒソ話してる


『今の見えたか?』


『いや、見えなかった、あいつシングルアクアじゃないのか?』


『虚偽報告は駄目と言われてたからシングルアクアなのは間違い無い』


『って事はあれ純粋な体術か···それともなんか魔法使ったのか?』


と、ヒソヒソ話してるのが耳に入ってきた


『おっと、マカセ·ヌイ、場外判定及び気絶判定の為勝者ツルギ·アトラス!』


と、審判が宣言したら拍手が巻き起こった、とりあえず1回戦突破だなっと

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