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第5話〜女生徒との交流〜

実技のあった日の昼休み、俺は学園の屋上で黄昏ていた、というか『仮にこの学園を攻めるとしたらどう攻めるか、攻められた時にどう守るか』を脳内でシミュレートしている、この学園の入口は東西南北に一門ずつ、それぞれが属性の名を持ってる、東がアクア、西がウィンド、北がランド、南がフレア


『東から南は天然の要害、西から北は草原、敵が攻めてくる(俺が攻める)なら西から北、だから配置するとしたらランドとアクア、後いればダーク出来るならトリプル以上を配置』


ブツブツと呟きながら屋上の更に高い給水塔の上で思案していると


『あれ?アトラス君屋上に居ると思ったんだけど···』


『教室にも食堂にも居なかったもんねぇ、後居るとしたら屋上だと思ったんだけど』


と、2人の女生徒の声が聞こえた


『···俺に何か用か?』


と、給水塔の上から声をかける


『うぇっ!?ど、どこから声が!?』


『こっちだ、こっち、給水塔の上』


『へ?上?』


『あ、居た!アトラス君!下に降りてきて一緒に話そうよ!』


『はいはい、ちょっと退いててくれよ』


給水塔の近くから女生徒達が離れたのを見てからトンッと給水塔の上から飛び降り綺麗に着地


『『おお〜···』』


パチパチと拍手する女生徒を見る


『え〜、と君等は···すまん、まだ名前覚えてないんだ』


『良いよ良いよまだ2日目だもんね、私アルト·ウインドミル、西のウインドミル領の長女!』


『私はベータ·スノー、北のスノー領の次女よ』


『おう、よろしく俺はまあ、自己紹介しないでも分かるか、ツルギ·アトラスだ、南のアトラス領の長男』


『長男って事は次期領長?』


『いや、うちはシングルが多く出るもんだから基本的に実力主義なんだ、だから次期領長『候補』が正しい、うちには既に属性冠が2人居るし』


『そういえばそうだ!一焔大公とレイ先生!』


『まあ、そういう訳だから出来るのは親父か姉に顔繋ぐくらいだぞ?』


『むー、せっかく友達になりに来たのにそれは酷くない?』


『そうそう、私達は別に貴方の後ろの人達の力を欲してない、純粋に貴方と友人になりにきた』


『お、おう、そうか···すまんな、今まで一焰大公の息子〜とかランドの弟君〜とかどうも俺自身を見てないのばっかにあってきたもんだからさ』


『あ〜、なるほど、アトラス君がぶっきらぼうなのそういう理由か〜』


『分かる、私も三水公爵の御息女〜って私自身を見られてない事多かったから』


『ああ、そっかスノー領の現領主は今代のアクアだもんな』


『そ、シータ·スノー·アクア、通称『三水公爵』私の母親』


『···仲悪いのか?』


『ん〜、普通位?アトラス君の所よりかは冷めてるかも、あ、父親とは犬猿の仲アレは権力にしか目が無い俗物だから』


『お、おう』


そういやスノー領の領主の話はよく聞くがその旦那の話をほとんど聞かないって事はこれ、近々『病死』にされるんでね?まぁ、関係ないが


『あー、とりあえず俺の事はツルギで良いよ、家名呼びされてると鳥肌立ってくる』


『分かったー!よろしくね、ツルギ君、私の事もアルトで良いからね』


『私も、ベータで良い』


『おう、よろしくな二人共』


2人の容姿を改めて見る、アルトの方は緑髪のショートカット、髪と同じ翡翠の様な瞳が特徴、スタイルは出る所出てて引っ込む所は引っ込んでる、確実に家の愚姉よか胸はある。


ベータの方は銀髪のロングストレート、全体的に色白だが目だけはルビーの様に紅いので目に惹きつけられるがそれ以上に目を惹きつけるのは胸だ、デカい、そう、こう、アルトの胸がプルンならベータの胸はドタプンである、そんぐらいデカい···いかん、男の性が勝手にベータの胸に視線を送ってしまう。


『···えっち』


ススっとベータが胸を手で隠してアルトの後ろに隠れてしまった


『···すまん、本能に逆らえなかった』


『ん、分かった···そんなにコレ(胸)気になる?』


『···家の家系な、父親の血がよく出るんで2人の姉も俺もそれなりに筋肉質になるんだ、それで、その、娘は基本的にまな板になるんだ、特に俺の代は母親の方もそれなりに筋肉質だったせいでまな板に拍車がかかって』


『あー、だからレイ先生、ぺったんこなんだね』


『一応弁解しとくともう一人の方の姉はそれなりにある、あるんだが···その、ベータとは比べるのもおこがましいというか、だから、すまん、慣れるまでは視線が胸に行きそうだ』


『ん、分かった、先に言ってくれたんだから視線が胸に行くのは許す、でも凝視しちゃヤダよ?』


『善処します···』


こうして2人の女生徒と接点を持った

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