女系天皇になると天皇の血筋が途絶える論について私が思うこと。
天皇はそもそも天照大御神の血を引く家系である。(という触れ込み)
天皇は今まで女性天皇の存在はあるが、継承は男系で行われてきた。
男系が直系であるとの先入観から、女性天皇を現状で認めれば女性天皇から生まれた子が次の天皇になってしまい。
民間人から皇室入りした婿の子が天皇になるので結果として天皇(男系天皇)の血筋が絶えるって論法のようだ。
しかしながら、よく考えよう。日本の主神って女神だよ。
つまり源泉を辿れば本来天皇は女系でなければならないのである。
男系とか女系にこだわった時点で、天照大御神の血筋は大昔から絶えていることになるのだ。
(女系天皇でない時点で血筋か絶えてる理屈になるから)
邪馬台国のトップだって卑弥呼なのだから女系、男系とこだわること自身見当違いの理屈なのである。
ここからは私見だか、古来群れのリーダーは女性だった。
そして国を興して当分の間女性リーダーが継承されて行ったと思われる。
しかし国同士のいざこざが起こり戦争(紛争)が始まると国のリーダーが女性、軍のリーダーが男性と分けられ、次第に軍という力を持った男性が国のトップを簒奪したのでは無いかと考えている。
男系天皇って誇れることなの?
追記(インターネットでよく見られる男系天皇意見の反論まとめてみました)
1:Y染色体の継続主張
これはそもそも男系天皇の決まり事は男性上位の思想から始まった事柄に後付けの理屈を付けているにすぎません。
Y染色体の情報量から言ってそもそもそこに神格が存在する根拠はありませんし、何代もの経過により変異してしまってる可能性も否定できません。
また天孫降臨から神武天皇までが男系であった確たる証拠もありません。
そしてY染色体だけが祖先の情報源な訳では無いので、後付け感半端ない主張です。
2:継承問題、皇族関係の複雑化
これも何を当たり前のことを言ってるのかって話です。
世間での男女平等が現在でも完璧に処理できてる訳ではありません。
男上位の世界から平等にするのに簡単なわけがないのです。
面倒だからやめましょうではどんな問題も解決しないので、こんな発言するなら黙っててくださいと私は言いたい。
3継続されてきた文化だから
もう空いた口が塞がらないって話です。
継続されてきたものの善し悪し、継続されたことによる付加価値ってものを議論せず、継続されてきたってだけで文化だって意見を見ると思考停止発言としか思えません。
継続されてきたってだけで文化だとのたまう人達は、もし「優生保護法」「徴兵制度」が続いてしまうとそれも文化だと認めなければならなくなります。
継続継続されてきた事だけが重要って意見なのだから、そこに悪事の継続を否定する要素が無いのです。
追記2
感想に反論がありましたので私の反論をさらに追加します。
4:神と天皇を繋ぐ糸を男系がしているから
その繋ぐ糸と称している男系ですが、ただ男性上位の歴史が紡いだ結果としてできてしまった認識しやすいものを糸としているだけですよね。
男系天皇の決まり事は平安時代にできたようですがその頃の文献にそれこそが神と人を繋ぐものであるという記述など無く、認識しやすいもので繋がりを感じたいだけの話に私は感じました。
5:他の国の王朝も男系出継続しており女系になった途端滅びた
私にとって歴史はその中に正解を求めるものではなく歴史にある失敗から何から学ぶものだと思ってます。
なぜなら時代により正しさは移ろい変化していくので、同じ状況などほとんどないからです。
歴史に正解があると勘違いするとこんな理論も成り立つのでは?
男女平等が広まり女性が自由を得た国は出生率が2を切り滅びを待っている。
だから女性に自由を与えるべきでは無い。
前半は現状や歴史から言える事で間違ってはいませんが、後半の結論は恐ろしいものになってます。
私としての意見を後半に入れるなら
今の男女平等のや仕方がまだ良くないのでもっと議論すべき
となります。
男性上位の社会人は選択肢を男女の片方で行えるのでシンプルで統制しやすいってだけの話なのに、女性天皇を簡単に考えたら何か失敗が想像できるのは当たり前。
現状挙げれるデメリットを見せつけて女系を否定してみせる手法は如何なものかと私は思います。




