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眠り姫

ーーー……ずっと、眠っていたい。


寝台の上、目覚める事無くずっと、眠っていたい。


永遠とわに眠り続けたい。


夜に眠って朝になったら起きなければならない。


でも、それは世の理で起きてしまえば、良い事も悪い事もある。


目が覚めて悪い事が起きないかも知れない。


けれど悪い事が起こった時、傷付いて目を背けたくなる。


傷付かない様に目を背けたくなるからずっと眠り続けたい。


目が覚めなければ何も感じずに済むから。


傷付かなくて済むから。


大切な人と一緒過ごす時間はあっという間で幸せだけど


逢えなくなると寂しさと不安でどうしようも無くなる。


大切な人と夢で逢えて幸せが続くなら目覚め無くていい。


大切な人が離れてしまうと不安になってしまうなら、夢の中で幸せな夢を見ていたい。


起きている間は辛い事も寂しい事もある。


だから、ずっと眠っていたい。


眠っている間なら何も考えずにいられる。


だって、傷付かなくて済むから。


童話で読んだ眠り姫の様に眠っていたい。


そしていつか、王子様が目覚めさせてくれるまで眠っていたい。


目覚めた後がどうか、幸せであります様に……ーーー。

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