13/18
鬼
「僕が悪役になろう!」と青が言った。
赤が自分も「友達が欲しいんだ」といったから。
赤はなぜか周りに嫌われて、青は周りに好かれた。
だから青は赤のために一肌も二肌も脱いだ。
でも青も赤も嫌われて、鬼=悪となってしまった。
そしてもう一つの物語があるという。
赤は人間の娘に恋をした。
人間の娘は赤に怯え、赤がどんなに愛を伝えても逃げ帰り
どれだけ赤が両親の元へ行って娘への思いを伝えても
娘は出てくることはなかった。
そしていつの日か、赤は人間に大量の豆を投げつけられ
豆が嫌いになった。
ただ娘に伝えたいだけだった。
愛していると、
でも娘は怯えるだけで、
僕を見ようともしなかった。
たとえ豆を投げつけられても
ただ好きだった
それだけなのに・・・・・・。
節分ということで、鬼&豆まきです。
一般的には人間の世界を壊そうとした鬼を追っ払った・・・・・・というお話が多いですが、こんな上のような切ないお話もあったようです。