爆弾回避するために八方美人ってリアルでは地雷
新しい食文化をこの世界に作ってしまったことを知り、俺は怖くなり逃げ出した。
だって真似て作って食あたりとか多発したら皆俺のせいにするじゃん?
俺は平穏に生きたいんだ。
後から知った話だが、そこの特産物に干し魚が出来たらしい。
俺は干し魚を売りさばいたお金を税金にまわし、残りは手伝ってくれた子供達と分けた。
俺の手持ちに残った金は雀の涙ほどだったが、平穏に暮らすためにはそんなに大金いらないと思う。
金持ちは憎まれるこれ世の中の常ね。
民衆との世間付き合いの方が価値がある。
だがその考えが災いしてしまった。
No.2 『好感度を上げすぎるな』
「は?学校に行け?」
民衆達は俺のお礼にと金を皆で出し合い番兵を買収し、俺は国の魔法学校に送られた。
魔法学校それは超高学歴の物か貴族しかいけない学校である。
俺なんかがいけるはずがないのに村長が何故かコネを持っていた。
村長何もんだよ。
勿論俺は拒否しようした。
だって周りの子供達は近くの学舎に行っているのに俺だけ遠くの魔法学校に行くのはなんか嫌だし、それにそういった所は権力争いや派閥ありそうがありそうじゃん?
まぁ、ラノベの知識だが。
そんなのに関わるぐらいなら平穏に友達と遊んで暮らしたかった。
だが好感度を上げすぎた俺を皆で送り出した。
必死に断ったが無理矢理送られた。
好感度を上げすぎた事を初めて後悔した。
ここから俺の地獄の始まりとも言える学校生活が始まる。
「倅はついにいったか」
見送れなかったのは残念だが仕方ないか。
逆によかったのかもしれない。
会ったら別れたくなくなるからな。
今まで平静を装ってきたのに息子大好きだと言うことがバレるのは恥ずかしい
だからこれでよかった。
「まったく苦労したわい」
「ありがとうございます村長 いや、魔術長様」
「よせその称号を捨てて隠居した身じゃ。」
「でも捨てた称号を使ってまで倅を何故?」
「あの子はこの村にいても強くなろう。
だがこの村では友は出来ぬ。」
「?同い年のクラウがいるのでは?あの娘よく倅についていってましたが?」
「はぁ、よくそんなので子供が出来たの アヤツのは友情ではなく恋じゃよ」
「えぇ!?でもあいつ倅をよくからかって!!」
「そういう娘なんじゃよ。」
「そうか……それなら尚更倅をこの村から出すべきではなかったのでは?」
「?何故じゃ?」
「だってあいつ怒ると……」
「あ、」
突然北の方角から爆発音が鳴り響いた。
あの方角はクラウの家の……
「公明はどこにいったぁ!!」
「忘れてたわ 手伝え関羽」
「えぇ!?なんで俺まで!!全部村長の責任でしょ!?」
「もとをたどれば貴様の倅のせいじゃ!!」
うっ、そう言われると……めんどくせぇ
やっぱりカムバック公明!!