表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おかあさん大好き!  作者: ぷにワッカ
1/1

お母さんを求めて




机の引き出しに、お母さんからのラブレターがしまわれていた。

「道子より・・・。」

僕は天井を見上げ、お母さんの事を想った。

気のせいだろうか、最近、お母さんにときめいてる僕がいる。

お母さんはある日突然、容姿が小学5年生ほどになり、すごくエッチで敏感な性格になってしまった。

いつものように肩に手を置いただけで、お母さんは甲高くて短い悲鳴をあげ、顔を赤らめる。

最初はいたずらのつもりでいたずらをしていたのだけど、だんだんお母さんのことが愛おしく感じていた。

お母さんのことを考えるたびにドキドキする。そんなタイミングで、このラブレターだ。


僕とお母さん、いや、末堂道子は両想いである。


僕はすぐさま、道子にRINEを送信した。

「お母さん・・・この手紙は何なんだい・・・」

「ドキッ!それは、お母さんの、ラブレターだよ!今晩、二人きりで話せる?」


うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!

今夜、僕は、道子で童貞を捨てることになるかもしれない!!!!

胎内回帰願望という初めて芽生えた欲求!!僕は、道子と激しく愛し合うんだ!!父さん、すまない!僕は、あなたの愛した女性で大人になるよ!!


僕は、道子がパートから帰ってくるまで昼寝をして英気を養うことにした。


そして、目覚めたら、青空の下、草原で大の字になっていた。


「ここは・・・?」


僕は歩き出した。ここはどこなんだろう、僕の家はどこへ?道子と会いたい。


竪穴住居と原人を発見した時、僕は時間移動したものと確信した。


でも、この時点ではまだ知らなかった。僕が今置かれている「状況」を。



「うほっ、うほっ」

原人が襲い掛かってきた!!僕は臨戦態勢をとり、剣道初段の実力を活かして片腕を剣に見立てて頭上に構えた。

すると、僕の片腕が光の鞭になり、無意識に原人の体を打っていた!!

全身の穴という穴から血を噴き出し、倒れる原人!

ていうかよく見たら僕は赤ん坊の姿だ!!

僕は再び革新した。これは時間移動ではなく、異世界転生だ!僕は異世界転生したんだ!


ここは、異世界の原始時代!そして僕は令和から来た超人!!

僕は興奮した!!同時に悲しんだ!!今、この世界で最強なのは僕だろう。原人相手に無双が可能だろう。しかし、道子は!?

道子とは二度と会えないのか!?


とにもかくにも、生き延びて元の世界に帰る方法を探そう。


僕は竪穴住居からマンモスの肉を奪い、それをかじりながら歩き出した。

大丈夫、僕は今最強の身なのだから、マンモスの肉を生で食っても平気のはず!!


地平線のかなたに、竪穴住居群が見える。まずはそこを目指そう!!



僕の冒険が始まった!!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ